なんとなく、4GやLTEだと速いというイメージはあるかと思いますが、どういう意味があるのかご存知でしょうか?
3G(3rd Generation)の基礎知識
その一番の特長は、2G(GSM)より高速のデータ通信が利用できることです。「3G」が普及した結果、高品質な通話や動画、テレビ電話機能など、さまざまなサービスが提供できるようになりました。
また、2Gの時代、日本では世界的に普及しているGSM方式を採用しなかったため、日本の携帯電話をアメリカなどの海外に持って行っても利用できませんでした。
3Gではドコモとソフトバンクが世界に広く利用されるW-CDMA方式を採用したため、日本で購入した携帯電話をアメリカでも使えるようになりました。
4GとLTE(Long Term Evolution)
国土が広いこともあり、3Gの普及率がいまいちなアメリカ。その分、現在ではLTEの普及に力を入れています。
ハナセルのアメリカ携帯電話プランでも、LTEデータ通信が使えます!
アメリカ長期滞在SIM・eSIMの$29プランと$49プランは、毎月2GBまで高速データ通信が使え、その後もベストエフォート128kbpsでデータ使い放題です。($49プランは米国内通話が使い放題になります)
また、4G LTEが使い放題のアメリカ携帯電話プランを月$79で提供しています。
短期プリペイドeSIMについても、LTEデータ通信が使えます。
5Gとは?
特徴としては、超高速だけではなく超低遅延、多数同時接続などがあります。通信速度は、最大通信速度で4G/LTEの10倍にも及ぶとされており、4Gが110Mbps~約1Gbps、LTEは37.5~150Mbpsとなっているのに対して、5Gは10Gbpsとされています。
DVDの容量は4.7GBなので、最大通信速度が保たれている状態では3~4秒でダウンロードが完了する計算になります。5Gは、これまでのコンテンツに加えてさらにデータ量が多い4Kや8Kの動画、高グラフィックがゲームなどにも対応することを前提としているため、大容量のコンテンツも遅延なく利用することができるのです。
また、5Gにはエッジコンピューティングという技術が使われています。これは、デバイスの近くで情報処理を行うことでデバイスとサーバー間のデータ転送距離を短縮して、遅延を発生しづらくする技術です。
その他にも例えば、「MIMO」という送信側と受信側でそれぞれ複数のアンテナを用いて通信を行う技術や、「ネットワークスライシング」という1つのネットワークを仮想的に複数の通信となるように分割する技術などがあります。これらの技術を駆使して快適なモバイル通信環境を確立しています。
Wi-Fiとは?
同じようなもので無線LANというのもありますが、Wi-Fiとの違いは、Wi-Fiのロゴが製品に記されているかどうかですv。Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceというアメリカの業界団体によって、国際標準規格のIEEE 802.11規格を使用して相互接続をしているということを示す名称と定められています。その認証を受けないと、Wi-Fiとは言えません。ちなみに、その企画の中でもa、b、cやn、ac、axなどの規格があり、今は11nが4、11acが5、11axが6とも呼ばれています。
Wi-Fiは、様々な場所で利用されています。職場はもちろん、最近では自宅に設置している方も多いのではないでしょうか。また、誰でも自由に使える公衆Wi-Fiが駅や空港、飲食店などに置かれることも増えてきました。
ポケットサイズの持ち歩けるWi-Fiルーターなども、月額数百円から利用できるので便利です。持ち歩くタイプのWi-Fiルーターは、4GやLTE、5Gなどのモバイル通信を利用していることが多いです。ルーターにすることで、複数台が高速で同時接続することも可能となります。但し、Wi-Fiの電波は最大で数十メートルしか届きません。遠方の基地局から電波が届く4GやLTE、5Gとはその点が大きく異なります。