ニューヨーク州 ~アメリカ50州大解剖~

ニューヨーク州

アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はニューヨーク州を紹介します。

ニューヨーク州について

州都:オールバニ
地域:東部
最大都市:ニューヨークシティ
人口:20,201,249人
愛称:The Empire State

ニューヨーク州の地理

ニューヨーク州は、西はカナダ、北は五大湖に面し、コネチカット、バーモント、マサチューセッツ、ニュージャージー、ペンシルベニア州に面し、自然が豊富で、だいたい北海道と九州を合わせたほどと言われる大きな州である。コネチカット、ニューヨーク、ニュージャージーの3州をトライステート(三つの州)と呼ぶことが多い。

ニューヨーク州の気候

バッファローは五大湖からの風の影響でアメリカ一の豪雪の記録があり、冬の降雪は大変多い。対して南のマンハッタンはそこまでの降雪はなく、一年を通して比較的穏やかである。

東京と比べて夏はさほど暑くはないが、冬は長く、一番寒い1、2月にはマイナス20度になることもあり、ビル風も伴いかなり寒く感じる。

ニューヨーク州の人口構成

NY州の人口構成は黒人、イタリア、アイルランド、ドイツ系を祖先とする人口が上位を占めている。以前は全米一位の人口を誇る州だったが、近年はカリフォルニア、テキサス、フロリダに次ぐ第4位となっている。

ニューヨーク州の州都

ニューヨーク州の州都は、ニューヨークシティではなくオールバニである。

オールバニはカナダのモントリオールとニューヨークシティの中間に位置し、街並みがどこかクラシカル。アメリカ独立戦争でサラトガの戦いがあったところでもある。

ニューヨーク州の名所

レッチワース州立公園、ウッドストック会場でもあったキャッツキルズなど名所も沢山。西部のバッファローはナイアガラ州立公園で有名。ロチェスターは歴史ある街とアートシーンが魅力。アップステートはベアマウンテンやコールドスプリングも外せない。マンハッタン以外にも四季を通して様々なレジャーや観光が楽しめる都市は数多い。

ニューヨーク州の最大都市ニューヨークシティについて

日本人のよく知るマンハッタンは世界有数の大都市であり経済・文化の中心でもある。ヨーロッパから移民を受け入れた国立公園のエリス島と、移民を乗せた船を迎えるように佇む自由の女神はマンハッタンのすぐ脇にある。ニューヨークシティは特に世界中からの移民が住むアメリカでも最もダイバーシティの進んだ特別な都市である。

ニューヨークシティの歴史

ニューヨークシティ(NYC)の歴史は古く、17世紀にはオランダの交易の要所として栄えたため当時は「ニューアムステルダム」と呼ばれていた。そのあとイギリス植民地となり、アメリカ独立に至るまでの間は、ロングアイランドの一部やマンハッタンの南端なども戦地になった。

そのあと19世紀以降はアイルランド、ドイツ、イタリア、ユダヤ系移民が多く入ってコミュニティを形成した。現在もNYCにはリトルイタリー、チャイナタウンなどをはじめとしてさまざまな文化と歴史が息づく区画がそこかしこに点在しており、各国の本格的な料理を手軽に味わえる魅力もある。

ニューヨークシティの見どころ

NYCにはアメリカ自然史博物館、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、リンカーンセンター、カーネギーセンター、エンパイアステート、クライスラービルディング、グランドセントラル駅、ワールドトレードセンター、ハーレム、セントラルパーク、ブロードウェー、タイムズスクエア、ソーホー、ハドソンヤード、ブルックリン橋、ウォール街など映画やドラマの舞台でもお馴染み、世界有数の観光名所がひしめく。私立のコロンビア大学とコーネル大学とアイビーリーグが2つある唯一の州でもある。

マンハッタン内は再開発があちこちで進み、近未来的なデザインの超高層ビルも多く建設されており、一昔前の映画で見た景色とはかなり変化している。観光で訪れる際は数カ所の観光地の入場券がセットになっているシティパスや2階建てのバスツアーを利用すると短時間で効率よく回れる。

まとめ

アメリカ合衆国にある50州の中から、ニューヨーク州を紹介してきました。

アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。

アメリカ合衆国にある州と各州の特徴を紹介します。アメリカ合衆国には全部で50の州があります。また、首都であるコロンビア特別区(通称ワシントンD.C.)は、どの州にも属していません。全米50州に1特別区を加え、各州の特徴を解説します。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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