アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はジョージア州を紹介します。
ジョージア州について
州都:アトランタ
地域:南部
最大都市:アトランタ
人口:10,711,908人(2020年)
愛称:Peach State
ジョージア州の地理
ジョージア州は北側はノースカロライナ、テネシー州に面し、西はアラバマ、南はフロリダ州に接し、東は大西洋にも面している。
州の北部はアパラチア山脈の一部がかかり、南部は広大な平原になっている。19世紀にアパラチア山脈の北端である北ジョージア山脈でゴールドラッシュが起こったことがある。
地域によってはガラガラヘビ、マムシ、ワニなど南部に生息する野生動物も。海沿いではホエールウォッチング、イルカも見ることができる。
ジョージア州の気候
ほとんどの地域では一年を通して温暖。大西洋からハリケーンが到達・通過することもある。
夏場は湿度が高く最高気温は32度前後のことが多い。冬場は乾燥しており、氷点下になることは稀である。
ジョージア州の人口構成
ジョージア州はテキサスと並び今アメリカで最も勢いのある州の一つ。人口増加が目覚ましく、2020年現在全米で8番目に人口が多い。
現在は白人約56%、黒人約31%、ヒスパニック約9%、アジア人約3%。元々奴隷であった黒人が半数の人口を占めていたが、20世紀に北部で工業が盛んになったことで大多数の黒人が州から出て行った過去がある。
ジョージア州の州都
ジョージア州の州都はアトランタ。人口が50万人近い大都市。アトランタにはワールド・オブ・コカ・コーラ、CNNセンター、センテニアル・オリンピック・パーク、フォックス・シアターなどがある。世界最大規模のハートフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港はデルタ航空の拠点となっている。
中でもマーティン・ルーサー・キングジュニアの生誕地で、公民権運動に関連したスポットが多数ある。国立公民権・人権センタ親国立歴史公園、カーターセンターなどはアメリカの黒人の歴史を語る上で必見。
ダウンタウンにはアメリカで一番大きいジョージア水族館、ピードモント・パークにあるアトランタ・ボタニカルガーデンなど観光スポットも多数。
ジョージア州の名所あれこれ
アトランタから離れると、南西にはプロビデンス・キャニオン州立公園や南東には手付かずの自然と野生の馬が住むカンバーランド島、北部のヘレンにはドイツの移民が作ったドイツ村などが観光名所として人気がある。
バンニング・ミルズやスキダウェイアイランド州立公園では南北戦争の史跡を見学することができる。
まとめ
アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はジョージア州をご紹介しました。
アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。