アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はウィスコンシン州を紹介します。
ウィスコンシン州について
州都:マディソン
地域:中西部
最大都市:ミルウォーキー
人口:5,893,718人(2020年)
愛称:The Badger State
ウィスコンシン州の地理
北部は五大湖の一つであるスペリオル湖に面し、東側はミシガン湖に接し、北東部はミシガン州、西はミネソタ州とアイオワ州、南はイリノイ州に接している。
中西部の中で北にある。ウィスコンシン州のほぼ50%は森林で、北部は高地、中部は平原である。
ウィスコンシン州の気候
冬は非常に寒くなることで有名なウィスコンシン州。1年を通して寒暖の差が激しい。
夏場は最高気温が30度以上になる事は稀で、非常に過ごしやすい。しかし、冬は厳しく、特に夜間はマイナス10度以下になる事が普通である。
10月下旬から4月中旬までの間は雪が降る。冬場の雪の量も非常に多い。
ウィスコンシン州の人口構成
白人約86%、黒人約6%、アジア人約2%、ヒスパニックは約6%である。
白人の内訳はドイツ系がほぼ半数で、次にアイルランド、ポーランド、ノルウェー、イギリス、イタリアなどが多い。
地域によって人種に偏りがあり、黒人が住んでいる都市はミルウォーキーに集中している。またメノミニー郡はネイティブアメリカンが住民の半数以上となっている。
ウィスコンシン州全体のアジア人の内訳はベトナムからの難民受け入れを広く行ったため、ミャオ族がほとんどである。
ウィスコンシン州の州都マディソン
マディソンはウィスコンシン大学がある学術都市である。
地ビールも魅力で、数多くの 醸造所がある。 マディソン現代美術館やオルブリッチ植物園、オーウェン保護公園など観光名所も多い。
ウィスコンシン州の名所あれこれ
ウィスコンシンはアメリカで1位のチーズの生産量、2位の牛乳の生産量を誇る。アメリカのチーズの約30%がウィスコンシン産と言われる。そのためチーズの名産地として有名で、いろいろなお店でさまざまな美味しいチーズが売られている。
ウィスコンシン州議会議事堂、ミルウォーキー美術館、ウィスコンシン大学マディソンキャンパス内にあるチェゼン美術館も観光客に人気のスポット。
ミルウォーキー近郊にはミラーのビール工場があり、ツアーも開催している。ハーレーダビッドソンのバイクの本拠地もあり、こちらも博物館を見学できる。
五大湖の沿岸に沿った灯台の中でもノースポイントライトハウスは博物館も併設されている。ミシガン湖が一望できる景色はぜひ一度体験したい。
まとめ
アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はウィスコンシン州をご紹介しました。
アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。