テネシー州 ~アメリカ50州大解剖~

テネシー州

アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はテネシー州を紹介します。

テネシー州について

州都: ナッシュビル
地域:南部
最大都市: ナッシュビル
人口:6,910,840人(2020年)
愛称:Volunteer State

テネシー州の地理

北部はケンタッキー州とバージニア州、東はノースカロライナ州、南はジョージア州、アラバマ州及びミシシッピ州、西はアーカンソー州とミズーリ州に面している。

東部にはグレート・スモーキー山脈国立公園がある。1番高いところは2025メートル。
西部には川幅の広いテネシー川が流れ、テネシーボトムと呼ばれる肥沃な地域がある。

また南部と西部にかけてはネイティブアメリカンを排除する米国政府の政策のため、チェロキー族をはじめとする部族が徒歩で強制移動させられた「涙の道」がある。

テネシー州の気候

アパラチア山脈で標高が高い場所は非常に冷涼だが、一概にテネシー州は年を通して過ごしやすい気候である。

夏は湿度が高めだが、最高気温は32度前後である。 冬の最低気温も0度付近で、非常に寒くなることは少ない。

テネシー州の人口構成

約78%が白人、約17%が黒人、約1%がアジア系、約5%がヒスパニックとなっている。

南部という土地柄のため、アフリカ系はかつて州全体の30%近くを占めていたが、工業化の発展が進むと他州に移動する現象もあり、現在は主に都市部のみに集中している。

テネシー州の州都ナッシュビル

ナッシュビルは、元々はオハイオ川の支流の1つであるカンバーランド川の沿岸都市として発展した。ミュージックシティとも呼ばれ、音楽のほか、銀行、運輸など様々な産業で、また医療、教育、研究都市としても有名である。

カントリー・ミュージック・ミュージアム、ライマン公会堂、著名な録音スタジオやレコードレーベルのオフィスなどが並ぶミュージック通りなど、アメリカの音楽が好きな方には絶対外せないスポットが目白押し。

また現在では米国私の汚点として認識されている、非人道的なネイティブアメリカンの駆逐政策を取ったジャクソン元大統領の邸宅ハーミタージ(エルミタージュ)も公開されている。

テネシー州の名所あれこれ

アメリカの国立公園の中で最も来園数が多いグレートスモーキー山脈国立公園、ドリウッド遊園地、ジャック・ダニエルズの蒸留所、カントリーミュージックの聖地であるナッシュビルは必見。

メンフィスにはビールストリートと呼ばれる音楽、パフォーマンスなどのエンターテインメントで溢れる通りやエルビス・プレスリーのグレースランド、サンスタジオがある。

まとめ

アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はテネシー州をご紹介しました。

アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。

アメリカ合衆国にある州と各州の特徴を紹介します。アメリカ合衆国には全部で50の州があります。また、首都であるコロンビア特別区(通称ワシントンD.C.)は、どの州にも属していません。全米50州に1特別区を加え、各州の特徴を解説します。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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