アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はミネソタ州を紹介します。
ミネソタ州について
州都:セントポール
地域:中西部
最大都市:ミネアポリス
人口:5,706,494人(2020年)
愛称:North Star State
ミネソタ州の地理
北はカナダのオンタリオとマニトバ州に、東側はウィスコンシン、西側はノースダコタとサウスダコタ州、南側はアイオワ州に面している。なお東北部は五大湖の1つであるスペリオル湖に接している。
州の大部分はなだらかな準平原だが、「一万個の湖がある土地」と喩えられるとおり、ミネソタには一万以上の湖、そして広い湿地がある。これは12,000年以上前に巨大な氷河が大地を深く削ったためである。
ミネソタ州の気候
大陸性の気候で夏は湿度もあり、30度以上になる。冬はマイナス20度になることもある。雪も多く降る。
最も暑いのは6月、寒いのは1月で、冬の終わりから春にかけて凍土や雪解けの水が川に流れ込み、春の洪水が起きることもあり、ミネソタ及び川の下流の地域では、氾濫が起きることも。春から夏にかけては竜巻も発生する。
ミネソタ州の人口構成
白人が約85%、黒人は約5%、アジア人は約4% と、白人が圧倒的に多い州である。
白人の内訳は約38%がドイツ、約32%が北欧、約12%がアイルランド、約6%がイギリス、約5%がポーランド、約4%がフランス、約4%がチェコなど。スカンジナビア系、東欧系の文化が色濃く表れているエリアも多い。
首都のセントポールには、ベトナムからの移民受け入れの結果形成された世界で2番目に大きなミャオ族のコミュニティーが存在する。またソマリアからの難民受け入れできたコミュニティーもあることで知られる。
ミネソタ州の州都セントポール
州都セントポールと最大都市ミネアポリスは川を挟んで接しているため、ツインシティーと呼ばれる。セントポールは政治の中心地としての機能が強く、ミネアポリスは文化と経済の中心地として知られる。
セントポール大聖堂、ミネソタ州会議事堂と、ミネソタ歴史センター、ミネソタ科学博物館、交通博物館など観光名所もたくさんある。
スヌーピーの作者、チャールズ・シュルツの出身地と言うことでランドマークプラザとライスパークでスヌーピーと仲間たちの彫刻がたくさん見られる。
ミネソタ州の名所あれこれ
ミネアポリスにはターゲットの本部、ゼネラル・ミルズ、3Mなども本社を置く。
エベレスはアイスホッケーの中心地と言われ、ホッケーの殿堂がある。イタスカ立公園、ボエジャーズ国立公園では アウトドアが楽しめ、ノースショアでは 湖の上にオーロラを見ることもでき、観光客に人気である。
まとめ
アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はミネソタ州をご紹介しました。
アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。