アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はインディアナ州を紹介します。
インディアナ州について
州都:インディアナポリス
地域:中西部
最大都市:インディアナポリス
人口:6,785,528人(2020年)
愛称:The Hoosier State
インディアナ州の地理
北はミシガン州と、五大湖の一つであるミシガン湖、東はオハイオ州、南はケンタッキー州、西はイリノイ州に接している。
インディアナ州にはケトルレイクと言われる1000箇所以上の湖があるが、これは氷河の後退のために形成された。
隣のオハイオ州と同様に、この一帯はかつて氷河が南から北へ移動したため、広大な土地が平原になっている。そして氷河が通った跡は土壌が肥沃になるために、農業に適している。そのため北部の大部分は農地になっており、延々と続く畑は圧巻である。
ちなみに、インディアナ州内には2つの時間帯がある。州の大部分は東部時間が採用され、西側の一部では中部時間帯が使われている。このように州内に複数の時間帯がある州は合衆国内に13州ある。
インディアナ州の気候
インディアナ州は、夏は暑く冬は寒い大陸性の湿潤気候である。夏は南部は北部よりも暑くなるが、冬は州北部ほど雪が多く降り、気温も低くなる。
夏場は竜巻も発生しやすい。
インディアナ州の人口構成
約84%が白人、約9%が黒人、約2%がアジア人となっている。白人の内訳はドイツ、イギリス、アイルランドをルーツに持つ人々が多い。
インディアナ州の州都インディアナポリス
州のほぼ中心に位置するインディアナポリスは国際都市で、かつては鉄道の要、20世紀に入ると自動車産業で栄え、アメリカの交差点と言われた。
黒人の人種差別が撤廃される60年代以前は白人至上主義が政治と絡むなど根強い人種差別の歴史があることでも知られている。
現在では世界三大レースのインディ500、モーター・スピードウェイ博物館はぜひ押さえておきたいスポット。ホワイトリバー州立公園、フォートハリソン州立公園、動物園、インディアナ州立博物館などアウトドアやカルチャー施設も充実している。
街の中心部を流れるセントラル運河でカヤックやペダルボート(足漕ぎボート)に乗ったり、遊歩道を散策することができる。
インディアナ州の名所あれこれ
ミシガン湖沿いのインディアナデューンズ国立公園では、真っ白い砂丘が広がり、まるで本当の海と砂浜のような風景を楽しめる。
北部にはアーミッシュの人々の居住区もあり、訪問ツアーやレストラン、マーケットで美味しい料理を堪能することができる。
南部のインディアナ洞窟は北米大陸で最も長い洞窟の一つと言われ、中に入って探検したり、ボートに乗って洞窟内の滝を下ることができる。
まとめ
アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はインディアナ州をご紹介しました。
アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。