アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はニュージャージー州を紹介します。
ニュージャージー州について
1. ニュージャージー州の地理
2. ニュージャージー州の気候
3. ニュージャージー州の人口構成
4. ニュージャージー州の州都トレントン
5. ニュージャージー州の名所
ニュージャージー州について
州都: トレントン
地域:東部
最大都市:ニューアーク
人口:9,288,994人(2020年)
愛称:The Garden State
ニュージャージー州の地理
ニュージャージー州の面積はアメリカで47番目で、人口は11番目に多い。人口密度はワシントンD.C.の次に高く全米第2位である。
北はニューヨーク州、南はデラウェア州、西はペンシルベニア州に接し、東は大西洋に面している。
ニュージャージー州の気候
夏は暑く湿度も高めで、冬は雪も降る。
夏の暑さは35度を超えることはほぼなく、30度前後で安定している。冬は1、2月が最も寒く、雪も降りやすい。冬から初春にかけて、ノースイースターという吹雪をもたらす嵐が起きることもある。
冬が長い分、春は遅めで4月後半から5月前半にかけて様々な花が一気に咲く、北国ならではの傾向がある。秋は長く9月中旬から11月中旬ごろまで紅葉が楽しめ、アウトドアレジャーにも最適である。
ニュージャージー州の人口構成
約69%が白人、約14%が黒人、約8%がアジア人である。白人の約40%はヒスパニックと言われている。
ニュージャージーはアメリカの中でも最もダイバーシティが進む州であり、2011年以降生まれた州民の半数以上は少数民族の両親の子供たちである。
ユダヤ人、イスラム系、ヒスパニック、アジア人・インド人・東欧などのコミュニティが州内各地に点在し、非常に多く存在する。
ニュージャージー州の州都トレントン
州都トレントンは、ジョージ・ワシントンの率いる独立戦争において、最初に勝った土地である。この戦は「トレントンの戦い」と言われる。
アメリカが独立戦争に勝利したあと、1789年から首都が現在のワシントンD.C.(コロンビア特別区)に制定されるまでの1800年、約10年間あった。
その間アメリカの首都はニューヨーク、そしてその後フィラデルフィアに置かれたが、ニューヨークからフィラデルフィアに遷都する間の2ヶ月の間だけ、トレントンはアメリカの首都になったことがある。
ニュージャージー州の名所あれこれ
アメリカの移民の歴史を語る上で必ず出てくるエリス島はニューヨーク州と思われがちだが、実はニュージャージー州である。19世紀後半から約60年間、ヨーロッパからの移民の約1700万人はエリス島で手続きをしたと言われる。
またニュージャージーはトーマス・エジソンが住んでいた州としても知られている。邸宅跡と研究所は現在は州北部のメンローパークにて国立公園となって一般公開されている。
その他、独立戦争を語るには外せないモリスタウン、北米東部で最高落差のある滝のパセーイク川のグレートフォールズ、カジノやボードウォークで有名なアトランティックシティ、歴史的建築が並ぶ大西洋沿いの高級街ケープ・メイは一度は訪れたいスポット。
まとめ
アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はニュージャージー州をご紹介しました。
アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。