海外版iPhoneと国内版iPhoneの違い|日本でも使えるの?購入方法も詳しく解説

海外版iPhoneと国内版iPhoneの違い|日本でも使えるの?購入方法も詳しく解説

iPhoneには、海外版と国内版があるという情報を聞いたことがある方もいるでしょう。iPhoneを販売するアップルは日本の市場に対応するため、独自の仕様を採用した日本版のiPhoneを開発しています。

最近は、インターネットショッピングサイトで新品の海外版iPhoneを購入することも可能となりました。そのため、海外版iPhoneに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、海外版iPhoneに対する知識を深めるため、海外版iPhoneと国内版iPhoneの違いや、海外版iPhoneを利用するメリット、日本国内で利用するデメリットを解説します。また、海外版iPhoneの購入方法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

1.海外版iPhoneと国内版iPhoneの違い

現在、日本人に人気があるiPhoneのモデルには、下記の機種が挙げられます。

  • iPhone 16
  • iPhone 16 Plus
  • iPhone 16 Pro
  • iPhone 16 Pro Max
  • iPhone 15
  • iPhone 15 Plus
  • iPhone 15 Pro
  • iPhone 15 Pro Max
  • iPhone 14
  • iPhone 14 Plus
  • iPhone 14 Pro
  • iPhone 14 Pro Max
  • iPhone SE(第3世代)
  • iPhone 13
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13 Pro Max
  • iPhone 12
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone XR
  • iPhone 8

海外版iPhoneはインターネットショッピングサイトで購入することが可能です。

まずは、海外版iPhoneと国内版iPhoneの特徴について、代表的な違いを挙げながら解説します。

1-1.【本体価格】一部の海外版のほうが若干安い

消費者にとって最も気になる点が、価格の違いでしょう。iPhoneの本体価格は、国内版よりも一部の海外版のほうが若干安くなっています。

ただし、海外版iPhoneを手に入れるためには、送料や販売会社への手数料がかかります。購入する手間や時間を考えると、国内版のほうがお得といえるでしょう。

さらに日本では、携帯キャリアの回線とセットでスマートフォン本体を購入すると、割引が適用され安く購入できます。大手キャリアを利用しておりSIMフリー端末にこだわらない方であれば、キャリア版のiPhoneを購入することをおすすめします。

1-2.【シャッター音】撮影時に音が鳴らない

日本でスマートフォンを使用している方の中には、カメラでの撮影時にシャッター音が鳴ることを当然と思っている方もいるでしょう。しかし、これは日本独自の仕様であり、海外のスマートフォンは撮影時にシャッター音が鳴りません。

もともとシャッター音は盗撮防止の目的で導入されたもので、今でも自主規制として残っています。現在ではシャッター音はもう必要ないという意見もありますが、未だに実現していません。

撮影時にシャッター音が鳴らないことは、赤ちゃんの撮影や静かな場所での撮影などでメリットがあります。現在、シャッター音が鳴ることで困っている方は、海外版iPhoneを購入することで余計なストレスをなくせるでしょう。

1-3.【周波数】地域によって使えない可能性がある

携帯電話基地局と電波で通信しているスマートフォンや携帯電話の周波数は国によって異なります。

大手通信事業者が利用するメインバンドの周波数には、海外版iPhoneも対応しています。iPhone 8以降の新しい機種であれば、日本でもさほど問題なく使用できるでしょう。

ただし、海外版iPhoneは日本での販売を想定していないため、周波数に完全対応しておらず、地域や通信事業者によっては電波が入りづらい可能性があります。日本国内での利用をメインに考える方は、国内版iPhoneを購入したほうが電波状況を心配しなくて済むでしょう。

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1-4.【技適マーク】海外版端末に技適はない

日本には電波法という法律があり、スマートフォンを含む電波使用機器は総務省から技術基準適合証明を受ける必要があります。技術基準適合証明を受けたスマートフォンは、技適マークと呼ばれる認証がソフトウェア内に組み込まれます。

前述したように海外版iPhoneは日本での販売を想定していないため、技適マークはありません。つまり、海外版iPhoneを日本で使用した場合、電波法違反となる可能性は否定できないということです。

ただし、外国から日本へ訪れた方が海外製のスマートフォンを使用できないと、利便性に大きな問題が生じます。そこで、入国から90日以内に限り海外製スマートフォンの利用が認められました。

これまでに海外版のiPhone利用で逮捕や罰則を受けた例はなく、実際の使用で支障が出ることもないでしょう。技適マークの問題が気になる方は、国内版iPhoneを利用することをおすすめします。

1-5.アメリカ版iPhone 14以降は物理SIMが使えない

アメリカで販売されているiPhoneは、14以降のモデルから物理SIMが完全に廃止され、eSIMのみで通信サービスを利用する仕様となっています。
eSIMを利用することで、ユーザーは従来のようにSIMカードを挿し替える必要がなくなり、スマートフォン上で簡単に通信設定ができるようになります。

アメリカ版のiPhoneで14以降のモデルを購入した場合は、事前にeSIM対応の準備が必須となります。

1-6.SIMロックの違い

2015年5月以降、日本のどのキャリアでも原則SIMロックを解除できるようになっています。
日本では基本的には端末購入から100日が経過しているなどの条件を満たせばwebサイトや店舗から申込みができるSIMロックの解除ですが、国によってその解除条件などにも違いがあるので注意が必要です。

例えばアメリカでは、そのスマートフォンの契約したキャリアによってその解除方法が大きく異なっていたりします。
主要な事業者の中でも自動で解除されるキャリアもあれば、オンライン手続きが必要だったり、電話やメールなどでコードを発行してもらわなければならないキャリアもあります。

どこのキャリアを使用しているかから確認しなければならないので、Appleストア等SIMフリーのiPhoneを扱っている場所以外での購入はSIMロック解除の必要性から考慮するようにしましょう。

2.海外版iPhoneを利用するメリット

海外版iPhoneを利用することで得られるメリットとしては、主に以下の2つが挙げられます。

2-1.メリット iPhoneの安さ

1つ目は、iPhone本体の安さです。世界各国のiPhone価格は、アップルが市場の大きさや送料、為替リスクなどを考慮して決定しています。そのため、国によっては日本よりも若干安い価格で販売されていることもあるでしょう。

2-2.メリット シャッター音がない

2つ目は、デフォルトのカメラアプリにシャッター音がない点です。高級なレストランや静かな観光地などで写真を撮影したい場合には、シャッター音がないほうが便利でしょう。
ただし、現在はシャッター音がないカメラアプリも豊富にあるため、大きなメリットとは言えません。

3.海外版iPhoneを日本国内で使うデメリット

海外版iPhoneを日本国内で使うデメリットには、主に以下の4つが挙げられます。

3-1.デメリット SIMロック解除できない可能性

1つ目は、国によってiPhoneにSIMロックが適用されているため、日本国内で使用できない可能性があることです。海外版iPhoneを購入する際は、必ずSIMフリー端末であることを確認しましょう。

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3-2.デメリット 対応周波数や通信方式

2つ目は、対応周波数や通信方式の問題です。iPhoneはモデル番号と販売地域により、対応周波数や通信方式が異なります。場所によっては電波が入りづらく、利用に支障が出る可能性があります。

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3-3.デメリット 付属する充電アダプタ

3つ目は、付属する充電アダプターの形状の違いです。コンセントに差し込む充電アダプターの形状は、販売国に合わせてローカライズされています。購入する国によっては、日本のコンセントと形状が合わないケースも少なくありません。
ただし、2020年10月からはiPhoneに電源アダプターが付属しなくなりました。現在のところ電源アダプターが付属しないモデルは、iPhone 12シリーズ、iPhone SE(第2世代)、iPhone 11、iPhone XRです。

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3-4.デメリット 対応する機能の違い

4つ目は、対応する機能の違いです。例えば、おサイフケータイとして利用されるFeliCa機能は、iPhone 7以前の海外版iPhoneには搭載されていませんでした。
他にもテザリングの可否やデュアルSIMの有無など、販売国やモデルによって機能に違いがある場合があります。

4.海外版iPhoneの購入方法

海外版iPhoneを買う方法としては、主に下記のような手段があります。

  • 海外の公式オンラインストア
  • 海外のApple販売店(現地購入)
  • インターネットショッピングサイト
  • 個人による取引

海外の公式オンラインストアについては、現地に住所を持っている必要があるため、海外在住の方でなければ購入は難しいでしょう。そのため、海外へ旅行した際に現地のApple販売店で購入するか、日本国内からインターネットショッピングサイトで購入することをおすすめします。
個人による中古品の取引は、通称「赤ロム」と呼ばれる利用できない商品が販売されている可能性があるため、美品であっても購入を避けるべきです。

海外旅行や留学で渡航する際に、海外版のiPhoneが必要と考える方もいるでしょう。SIMロックフリー端末もしくはSIMロックを解除したiPhoneであれば、海外でも問題なく使用できます。
すでに国内版iPhoneをお持ちの場合は、まずはお持ちのiPhoneのSIMロック解除をお勧めします。

4-1.SIMロックを解除してhanacellで使おう

海外の携帯サービスの中には、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」のように、日本へアメリカのSIMカードを配送してくれる企業も存在します。
何かトラブルがあった際にも、日本語でサポートしてくれるため安心できます。

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料金を減らし、安心感も得ることが出来ました
野上 春澄さん(在米2年、$29プラン利用)
ハナセルの前に、アメリカの電話会社のサービスを利用していました。プランの変更、機種変更、これらに伴う相談やトラブル対処を英語でするのが難しく、電話や店舗で確認するたびに違う回答となり、結局プランの変更・機種変更などを諦めていました。ハナセルに移行する際、過去解決できなかった他の電話会社との対応、機種変更等についても具体的なアドバイスを頂き、以前より費用を減らし、安心感を得ることが出来ました。使っている最中に発生するトラブルや疑問も丁寧に教えて頂き、満足しています。

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WiFi+緊急通話時のみの子供用に
角田 健さん(在米2年半、$9.99プラン利用)
友人から紹介してもらいました。子供用にSIMフリーiPhoneを購入し、プロバイダを選考した際、やはり価格と日本語サポートが魅力で決めました。$9.99というプランは他には無く、WiFi+緊急通話時にしか使用しない子供用のスマートフォンには最適です。


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日本語でストレスフリー
園田 沙理さん
問い合わせの対応も比較的はやく、とても丁寧です。また、日本語で問い合わせられるためストレスフリーでとても助かります。

初めてのeSIMでもストレスなし
トッシーさん 旅行先:ハワイ、7日間eSIM利用
通話およびデータ通信ともストレスなく利用できました。また、設定方法も丁寧なガイドのおかげで簡単にできました。ありがとうございました! 以前はSoftbank契約でアメリカ放題を使っていたのですが、Ymobileに変更した後はWifiルーターをレンタルしていました。しかし、通話が出来できず、現地チャーリータクシーやレストランの予約に困っていました。今回初めてeSIMを使い、通話が普通に出来て本当便利でした。今後もeSIMを利用させていただきます。

スムーズに利用できた
FAさん 旅行先:アメリカ合衆国、7日間eSIM利用
本当に簡単な手続きやスムーズな切り替えで、携帯が日本と同様にすぐに使用できた為、快適な滞在ができました。ありがとうございました。

質問への対応がよかった
しこうさん 旅行先:ホノルル(ハワイ)、7日間eSIM利用
質問にスピーディーにわかりやすく答えてくれた。とても親切だったのでまた利用したいと思う。

お申込みやお手続きの方法はこちらからご確認ください。
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まとめ

海外版iPhoneは日本国内からも購入可能です。ただし、海外版iPhoneの購入には送料や手数料がかかるため、価格は日本版iPhoneと同程度もしくは割高となるケースがほとんどです。

また、周波数の違いや技適マークの有無など、海外版iPhone特有の問題を抱える可能性があるため、海外版iPhoneの購入は避けたほうが無難でしょう。国内版iPhoneでもSIMフリースマホであれば、海外で問題なく使用できます。

iPhoneを購入する際は、価格だけではなくさまざまな視点でのメリット・デメリットを把握した上で、海外版・国内版のどちらにするか決めるようにしましょう。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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