eSIMには従来のSIMカードよりも便利で使いやすい点が多々あり、今後はeSIMの普及が見込まれています。
本記事では、今話題のeSIMについて、従来のSIMカードとの違いやeSIMを利用するメリット・デメリットをお伝えします。
1.eSIMとは?従来のSIMとなにが違う?
2.【基礎知識】SIMカードとは?
SIMカードがなければ、スマホやタブレットは電話回線での通話ができず、モバイルデータ通信もできません。SIMはスマホやタブレットといったモバイル端末にはなくてはならない存在なのです。
ちなみに、自社の回線でしかSIMカードを使用できないようにする「SIMロック」は法律で原則禁止になりました。現在では、いずれの通信事業者でもSIMロックが解除できるようになっています。
3.新しいサービス「eSIM(イーシム)」
eSIMが担っている役割自体は、従来のSIMカードと変わりません。契約情報を記録し、通信・通話を可能にします。
ハナセルでは、アメリカやハワイでの滞在期間に合わせたアメリカeSIMを取り扱っています。
eSIMはハナセルの公式サイトでお申込みいただいた後、すぐに利用開始いただけます。
ハナセルのアメリカeSIMの購入はこちら
2.eSIMを使用するメリット
・SIMカードの差し替え・返却が必要ない
・オンライン手続きのみで通信・通話の利用が開始できる
・複数のネットワーク・電話番号の使用ができる
ここでは、eSIMを使用する3つのメリットを解説します。
2-1.SIMカードの差し替えが必要ない
海外旅行や出張で海外SIMを利用したことがある人であれば、差し替え時に使わないほうのSIMカードを「無くしそう…」「壊れてしまったら…」と心配になったことがあるのではないでしょうか。海外SIMは基本的に現地でしか使えないため、出国・帰国時に日本で通話・通信を使うためには普段使っているSIMカードも持って海外に行かなければなりません。
eSIMであれば、SIMカードの差し替えによる破損や紛失のリスクを防止できます。
2-2.オンライン手続きのみで通信・通話の利用が開始できる
eSIM対応のスマートフォンやタブレットであれば、通信事業者を通さず家電量販店やネット通販サイトでデバイスを購入しても、届いてすぐに使い始めることができます。
また、海外に行くときに、わざわざ海外SIMカードを取り寄せる必要もありません。一時的に通信事業者やプランを変更したり、海外eSIMを利用したりと、従来のSIMカードを使うよりも簡単に海外での通信環境を確保できるのです。
2-3.複数のネットワーク・電話番号の使用ができる
具体的には、下記のように幅広く活用することができます。
・仕事用の通信回線・電話番号とプライベート用を使い分ける
・異なる通話プランとデータプランを組み合わせて料金を節約する
・海外旅行・出張時には、現地で使える回線を追加する
主回線・副回線は簡単に切り替えられるので、1台のスマホで日本でも海外でも複数の回線を手間なく使い分けられます。海外出張や海外赴任、留学、移住などで、日本と現地の行き来が必要になっても、SIMカードの入れ替えや契約の変更などの手間がかかりません。
たとえば、iPhoneの場合は「8個以上のeSIMをインストールできる」「同時に2つの電話番号を使える」としています。普段から、仕事用・プライベート用・海外旅行用の3回線を使い分けたり、旅行先の複数の国それぞれで使える回線を用意しておいたりすることも可能です。
なお、eSIMと従来のSIMカードを組み合わせて使うこともできます。
eSIMのメリットや海外eSIMが繋がらないときの対処法は以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
3.eSIMを使用するデメリット
大変便利なeSIMですが、いくつか注意点も存在します。
・eSIM対応のスマホへの乗り換えが必要になる場合がある
・希望の料金プランがeSIM対応でない可能性がある
・機種変更時にはeSIMの再発行が必要になる
最後は、eSIMのデメリットとして、使用時の注意点を確認しておきましょう。
3-1.eSIM対応のスマホへの乗り換えが必要になる場合がある
4以降の機種のみが対応しています。
eSIMに対応している機種の多くは、2021年後半以降に発売されています。
とくにeSIMで2つ以上の回線を持てる機種は少ないため注意が必要です。iPhoneではiPhone13以降の機種、Google PixelではGoogle Pixel 7以降の機種のみがeSIMを切り替えをせず、2つの電話番号どちらにかかって来ても着信できるという状態で複数回線を持つことができます。
※それまでの機種は、メインで選択しているeSIM以外の電話番号では着信できません。
3-2.希望の通信プランがeSIM対応でない可能性がある
希望の通信事業者・通信プランが明確に決まっている場合は、事前にeSIMに対応しているかを確認しておくようにしましょう。
3-3.機種変更時にはeSIMの再発行が必要になる
ただし、eSIMはオンラインでの手続きが可能なので、再発行さえしてしまえばその日のうちに使えるようになります。
4.eSIMの利用がおすすめの人
・デバイスの購入か利用開始まですべてオンラインで済ませたい人
・通信事業者を乗り換えたあとにすぐに使い始めたい人
・お得なプランがあったらすぐに乗り換えたい人
・複数の回線を使用したい人
・海外旅行や出張によく行く人
物理的なSIMカードを利用しつづける特別な事情がなければ、eSIMを選んだほうが便利でしょう。ただし、eSIMの特性上、オンライン操作が苦手な人や機種変更が多い人はeSIMに向きません。
4-1.デバイスの購入から利用開始まですべてオンラインで済ませたい人
従来、携帯電話やスマホを購入し、使用するときは、キャリアショップの窓口で手続きを行っていました。しかし、eSIMでは、オンライン上でスマホを購入し、届いたらお好みの通信事業者からプランを選んでeSIMプロファイルをダウンロードすれば、直後から使えるようになります。自宅にいながら全て揃うので、簡単に新しいデバイス・回線が使えるようになります。
4-2.通信事業者を乗り換えたあとにすぐに使い始めたい人
SIMカードの場合は、SIMカードが郵送されてくるまで利用開始を待たなければなりません。しかし、eSIMならオンライン上で申し込みをして、新しい通信事業者のeSIMプロファイルをダウンロードすれば、その場で乗り換えが完了します。
4-3.お得なプランがあったらすぐに乗り換えたい人
近年は、大手通信事業者の格安ブランドや通信回線を借りて低価格プランを提供するMVNO事業者も増えたため、毎年のように新しいプランやお得なサービスがスタートしています。プランを小まめに見直す人には手軽に契約・解約できるeSIMがぴったりです。
4-4.複数の回線を使用したい人
4-5.海外旅行や出張によく行く人
オンラインで手続きが完了するので、Wi-Fiがある場所なら購入後すぐに使用を開始できます。日本で海外eSIMを購入することも、現地でeSIMを購入することも可能です。これまで海外に行くときには海外SIMカードに差し替えていた人や、Wi-Fiルーターを持参していた人には特におすすめです。
ハワイ旅行でesimを使うメリット・デメリットは以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
5.eSIMとSIMカード・海外ローミング・Wi-Fiルーターの違い
eSIMであれば、物理的なカードを用意したり、差し替えたりする手間と時間が不要です。スマホ本体に組み込まれているため、オンラインで通信・通話プランを契約すれば、最短即日で使用できるようになります。
特徴 | |
eSIM |
・デバイス本体内蔵のSIMが使える ・SIMカードの破損や紛失のリスクがない ・申し込み後すぐに利用できる ・対応している機種が少ない |
SIMカード |
・デバイスにカードを挿入して使う ・カードを郵送するのに日数かかる ・大半のデバイスで対応している ・ピンがないと差し替えできない |
海外ローミング |
・海外でも現地の回線をそのまま使える ・料金プランによっては高額請求される ・機種によって使用できる国、エリアが異なる ・日額制なので短期利用がおすすめ |
レンタルWi-Fiルーター |
・複数台で接続できる ・ルーターの受け渡し ・返却の手間がある ・破損や紛失時には賠償金がかかる ・日額制なので短期利用がおすすめ |
海外eSIMのメリットやローミングついては以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
6.iPhone・AndroidでのeSIMの設定方法
6-1.iPhoneの場合
1.電源を入れる
2.画面案内に従って操作を続け、使用するWi-Fiを選ぶ
3.Wi-fi接続語、eSIMプロファイルは自動インストールされる
個人でiPhoneを購入した場合やすでに使用しているiPhoneの場合は、「QRコードを読み取る」または「通信事業者の専用アプリから追加する」のが一的です。
6-2.Androidの場合
1.Wi-Fiにつなぐ
2.「設定」→「ネットワークとインターネット」の順にタップ
3.「モバイルネットワーク」、または「SIM」の右にある「+」をタップ
4.「SIMをダウンロードしますか?」をタップ
5.画面案内に従って進み、QRコードを読み取る
6.「ダウンロード」をタップ
7.完了したらデバイスを再起動する
Androidの場合、メーカーによって表示される案内や手順が異なることがあるため、通信事業者のサイトで手順を確認するのがおすすめです。
7.アメリカ旅行などでeSIMを使うならHanaCell(ハナセル)がおすすめ
アメリカ旅行や留学、駐在など滞在期間により選べるeSIMをご用意しております。
短期滞在の場合は、アメリカ短期プリペイドeSIMがおすすめです。
旅行日数(7日間、15日間、30日間)によってeSIMを選べます。
ハナセルの公式サイトでお申込みいただいた後、すぐに利用開始いただけます。
ハナセルの短期プリペイドeSIMの詳細や、対応機種の確認はこちらのページをご覧ください。
長期滞在の場合は、アメリカ長期滞在SIM・eSIMがおすすめです。
月額料金は9.99ドル~とリーズナブルで、契約・解約手数料ともに無料でご利用いただけます。
こちらは、eSIM対応していない機種でも物理SIMでのご利用が可能です。
ハナセルの長期滞在SIM・eSIMの詳細や、対応機種の確認はこちらのページをご覧ください。
アメリカで使えるおすすめSIMカード・eSIMの選び方については以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
日本語でストレスフリー
園田 沙理さん
問い合わせの対応も比較的はやく、とても丁寧です。また、日本語で問い合わせられるためストレスフリーでとても助かります。
初めてのeSIMでもストレスなし
トッシーさん 旅行先:ハワイ、7日間eSIM利用
通話およびデータ通信ともストレスなく利用できました。また、設定方法も丁寧なガイドのおかげで簡単にできました。ありがとうございました! 以前はSoftbank契約でアメリカ放題を使っていたのですが、Ymobileに変更した後はWifiルーターをレンタルしていました。しかし、通話が出来できず、現地チャーリータクシーやレストランの予約に困っていました。今回初めてeSIMを使い、通話が普通に出来て本当便利でした。今後もeSIMを利用させていただきます。
スムーズに利用できた
FAさん 旅行先:アメリカ合衆国、7日間eSIM利用
本当に簡単な手続きやスムーズな切り替えで、携帯が日本と同様にすぐに使用できた為、快適な滞在ができました。ありがとうございました。
質問への対応がよかった
しこうさん 旅行先:ホノルル(ハワイ)、7日間eSIM利用
質問にスピーディーにわかりやすく答えてくれた。とても親切だったのでまた利用したいと思う。
まとめ
複数回線を持てるデバイスであれば、仕事用とプライベート用を分けたり、海外旅行時に現地の通信プランを使用したりすることもできます。これから機種変更をする人や通信プランの契約をする人は、ぜひeSIMの利用を検討してみてください。