アメリカで使う海外eSIMを購入・設定するタイミングは？設定方法も解説！

海外eSIMとは、海外でモバイル通信が使えるようになる通信サービスです。主に海外旅行や海外出張、海外留学に行く際に利用されています。

従来の海外SIMは、物理的なSIMカードを差し替えることで、現地でモバイル通信が使えるものです。日本で使っているSIMカードを抜かなければならず、現地滞在中に紛失するトラブルが頻発していました。

対して、eSIMはICチップが端末本体に内蔵されているため、回線の切り替えは端末上で行えます。物理的SIMカードのように差し替える手間や紛失のリスクなく、海外でモバイル通信を利用できる便利なサービスです。

海外eSIMは、主に以下で購入できます。

・Amazonや楽天などのECサイト

・海外SIM・eSIM専門サイト

・アメリカ現地の空港

手軽なのはいつも使っているECサイトでの購入ですが、サービスが手厚く、万が一通信できなかった時や現地でのトラブルにも対応しやすいのは海外SIM・eSIM専門サイトです。専門サイトにもさまざまありますが、日本人対応のカスタマーサービスがあれば安心でしょう。

アメリカの空港では訪米する外国人向けにSIMが販売されており、eSIMも取り扱われていることがあります。ただし、eSIMの説明書や販売スタッフ・カスタマーサポートの対応も全て英語なので、英語上級者でなければ不安が大きい方法です。

eSIMは購入・申し込みから利用開始まですべてオンライン上で完結できるため、時間的な余裕があるうちに日本で購入しておくのがおすすめ。なお、現地についてからでも、ネット環境さえあれば日本の海外SIM・eSIM専門サイトにアクセスし、購入することができます。

海外eSIMは、オンライン上で購入し、手元で設定できるので、何か月も前から慌てて準備をする必要はありません。ここでは、海外eSIMを購入・設定・回線を切り替えるタイミングを紹介します。

アメリカで海外eSIMを使う場合、出発の1週間前には購入しておくのがおすすめです。

1週間あれば、eSIM初心者でも落ち着いて設定できます。設定方法が分からなくても、カスタマーサービスに問い合わせることもできるでしょう。

ただし、eSIMはオンラインで申し込み・購入でき、その場で設定すればすぐにでも利用が開始できるサービスです。1週間前に購入できなかったからといって、焦ることはありません。

事前に購入しておいたeSIMは、出発前日など事前に自宅で設定しましょう。

海外eSIMの設定では、プロファイルと呼ばれる現地の回線に接続するため、ソフトウェアをインストールするネット環境が必要です。空港や駅のフリーWi-Fiを利用することもできますが、不安定かつセキュリティリスクが高いため、できるだけフリーWi-Fiは使用しない方が得策です。

この時点で不安な点や分からないことは、カスタマーサービスに問い合わせておくと安心です。アメリカと日本では時差があるため、タイミングによっては、すぐに対応できない可能性があります。

日本でeSIMのプロファイルをインストールしておけば、あとは現地に到着したタイミングで、登録したeSIM回線を有効化する＝オンにすれば、そのままインターネットが使用できます。

ここで注意したいのは、日本では海外eSIMを有効化してしまわないようにすることです。多くのアメリカeSIMは、アメリカの現地回線につながるようになっているため、日本で有効化しても繋がらず、使用したことにならないケースがほとんどです。しかし、eSIMによっては日本の回線に繋がったり、有効化した時から利用日数にカウントされることもあり得ます。

海外eSIMは、日本を出国した後に有効化するようにしましょう。

海外eSIMのインストール方法は、主に「QRコードを読み込む方法」と「アクティベーションコード（機能を有効化する個別の番号）を入力する方法」のいずれかです。

QRコードを読み取る場合、QRコードを印刷するか、他の端末でQRコードを表示させる必要があります。読み取るためのQRコードを用意できない場合は、アクティベーションコードを手動で入力します。アクティベーションコードは、購入完了後の画面やメールなどで通知されます。

ただし、iphoneの場合には、QRコードの画像から読み取りができるため、わざわざ印刷したり別端末を用意する必要はありません。

問題なくQRコードの読み取りまたはアクティベーションコードの入力が完了したら、プロファイルのインストールが始まります。

1.「設定」→「モバイル通信」をタップ

2.「eSIMを追加」をタップ

3.「QRコードを使用」をタップ

4.QRコードを読み取る

5.アクティベーションコード入力の場合は「詳細情報を手動で入力」をタップ

4.QRコードを読み取るステップで、「”写真”を開く」が表示されたら、端末内に保存されているQRコードを読み込めます。また、メールに添付されているQRコードや写真に保存されたQRコードを長押しタップすることで、「eSIMを追加する」というポップアップが表示されることもあります。ただし、これらは機種やiOSのバージョンによって選択できない可能性もあります。

1.「設定」→「ネットワークとインターネット」or「接続」をタップ

2.「SIM」→「SIMを追加する」をタップ

3.QRコードを読み取る

4.アクティベーションコード入力の場合は「ヘルプ」をタップ

5.「手動で入力」をタップ

6.ダウンロードをタップ

7.閉じる

Androidは、メーカーや機種によって、設定内の各項目の文言や設定までの流れが異なる可能性があります。不明な場合は、所有している機種の説明書を確認しましょう。

アメリカに到着した後、登録しておいた海外eSIMの回線をオンにする方法を確認します。プロファイルをインストールした後に、SIMを有効化する、または設定するなどの表示が出ますが、日本にいる間はオフにしたままにしておきましょう。

また、日本を出国する際には、日本で使っているeSIMの回線をオフにしておくのがおすすめです。

1.「設定」→「モバイル通信」をタップ

2.「SIM」に登録された海外eSIMをタップ

3.「この回線をオンにする」ボタンをタップ

ボタンが緑色になっていれば、海外eSIMがオン状態になっていることを指します。

1.「設定」→「ネットワークとインターネット」or「接続」タップ

2.登録された海外eSIMの「SIMを使用」ボタンをタップ

ボタンが濃い色になっていれば、海外eSIMがオン状態になっていることを指します。

今回は、アメリカeSIMを購入・設定するタイミングや、設定方法についてお伝えしました。海外eSIMは、ネット環境さえあれば即日で利用開始できますが、設定になれていなかったり何らかのトラブルで上手く使い始められないことも考えられます。アメリカ旅行や出張、留学に行く際は、1週間ほど前に海外eSIMを購入し、前日までに自宅で準備しておくことをおすすめします。

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