アメリカに住むには?必要なビザや渡米する前に必要なアクションは?

アメリカに住みたいと思ったら?渡米する前に必要なアクション
アメリカに住みたい!異国の地で夢を叶えたい!と、真剣に考えてる方も少なくないで
しょう。しかし、実際にアメリカに住むためにはビザの取得や保険、銀行口座や住居の確保など準備しなければいけないことがたくさんあります。

この記事では、

  • アメリカに住むために必要なビザ
  • 住むことが決まったら必要な準備
  • スマホは日本で準備しておくべきか

について詳しく解説いたします。

1. アメリカに住みたい!必要なビザは?

アメリカに住みたいと思ったら、まず必要なのがビザの取得です。

アメリカのビザは大きく分けて、以下の5種類があります。

  • 短期商用/観光用(Bビザ)
  • 学生用(F/Mビザ)
  • インターンシップ用(Jビザ)
  • 就労用(Hビザ)
  • 商用/管理職用(Eビザ/Lビザ)

短期商用/観光用のビザについて、特徴を表にまとめました。

特徴 更新
B-1ビザ(短期商用)
  • 最長6ヶ月滞在可能
  • 商談や買い付け、市場調査は可能だがアメリカ国内で賃金を得ることは禁止
滞在中に更新すれば、+6ヶ月の延長が認められるケースも
B-2ビザ(長期観光用)
  • 6ヶ月未満の滞在が可能
  • 観光としての滞在資格
基本的に不可(病気など緊急時を除く)

アメリカ滞在が期間が90日以内であれば不要ですが、渡航の3日前までにESTA(電子渡航認証システム)を申請しなければなりません。中長期間アメリカに暮らす場合、学生用・就労用・ 商用/管理職用のいずれかのビザを申請することになるはずなので、以下からそれぞれのビザの特徴についてご紹介します。

1-1. ビザなしで働くとその後アメリカに入国できなくなる恐れも

学生ビザ(就学ビザ)は、F-1とM-1ビザがあります。
それぞれの違いは下表の通りです。

対象 就労
F-1ビザ
  • 語学学校/短大/大学/大学院の学生が対象
  • 期限は最長5年
基本的に不可(一定の条件をクリアすれば可能)
M-1ビザ
  • 専門学校等
  • 期限は最長5年
基本的に不可(病気など緊急時を除く)

F-1ビザとM-1ビザはどちらも最長5年間の期間がある学生ビザですが、対象となる学校の区分・就労についての扱いが異なります。いずれも就学のためのビザではありますがF-1ビザであれば一定の条件を得れば就学中、卒業後に仕事をして賃金を得ることも可能です。

1-2. ビザなしで働くとその後アメリカに入国できなくなる恐れも

就労のためのビザは、以下の6種類があります。

  • J-1ビザ(研修・インターンシップ用)
  • HB-1ビザ(特殊技能職ビザ)
  • H-2Aビザ(一時的に季節的な農作業に従事する人向け)
  • H-2Bビザ(H-2Aビザ以外の短期労総者向け)
  • E-1ビザ(駐在員向け)
  • E-2ビザ(企業投資家向け)
  • L-1Aビザ(経営管理者/管理職向け)
  • L-1Bビザ(特殊技能職向け)

それぞれのビザについて、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
アメリカで就労ビザを取得するために必要な手続きは?ビザの種類も詳しく解説

一般的に就労ビザとしてイメージされるH-1Bビザは、発行される時期が決められているので、他のビザから切り替える場合空白期間が開かないように注意してください。

1-3. ビザなしで働くとその後アメリカに入国できなくなる恐れも

ビザの切り替えの間に空白が生まれることもありますが、期限超過後も不法に滞在せず適切な対応をとってください。不法滞在した場合、アメリカへの再入国が3年~10年間禁止されます。

また、内容にもよりますがビザの却下歴がある場合もESTAが使えなくなり短期滞在でもビザ申請が必要となる可能性があります。ビザ申請時の虚偽申告・不法なオーバーステイはしないよう、細心の注意を払いましょう。

2. アメリカに住むことが決まったら

アメリカに住むことが決まったら
学校や会社が決まりビザを申請したら、住むための準備を始めましょう。
アメリカはいい意味でも悪い意味でも日本とは全く違う文化の国ですし、外国に住むからには様々な事前準備や心構えが必要です。

アメリカ移住についてネックになる問題についてのアンケート調査では、下図のような点について問題と感じる人が多いことが分かります。
アンケート調査
※100名を対象にアメリカに移住する際にハードルになることについて調査

やはり、治安や言葉、物価など生活に基づく要素について気になる人が多いようですね。

この項目では、主に生活に関する面でアメリカ渡航前に準備しておくべきことについて詳しく解説します。

2-1. アメリカ滞在期間に応じた保険に加入しよう

アメリカは保険制度が複雑で、民間の医療保険に加入するのが一般的です。民間の保険会社と契約するため、プランによって保険対象となるものが異なりますし、保険に加入していても契約外の病院を利用したら保険が適用されないケースもあります。アメリカは世界でも最も医療費が高額な国と言われ、病気やケガになった時に多額の自己負担を強いられることも珍しくありません。

勤務先によっては会社ごとまとめて保険に加入しているケースもあります。個人で保険に加入する場合、アメリカ渡航前に日本で海外用保険に加入する方法もありますが、いずれにせよ保険でカバーされる範囲と条件をよく確認してください。更に詳しく医療制度を知りたい方は以下の記事も御覧ください。

アメリカの医療制度を分かりやすく解説!日本との比較や医療保険まで

2-2. 免許証の必要性は住むエリアによって異なる

アメリカでの免許証の必要性は、住むエリアによって異なります。ニューヨークのように地下鉄が発達しているエリアもあれば、ロサンゼルスのように土地が広く車移動が基本の街もあります。

とはいえ、アメリカで暮らすなら車があった方が便利なのは確かです。国際免許証を1年ずつ更新するという手もありますが、日本の免許証の期限が切れると国際免許証も失効してしまいます。

長期滞在する場合は運転免許証の書き換えをするか、現地の運転免許証を取得する方が多いようです。エリアによって詳細な価格は変動しますがアメリカでは数十ドル程度で日本よりも手軽に免許証が取得できます。アメリカと日本の交通ルールの違いを詳しく知りたい方は、以下の記事も御覧ください。

アメリカで車を運転するには。運転免許や日本と異なる交通ルールについて

2-3. クレジットカードはあった方がいい

アメリカで暮らすならクレジットカードはあらかじめ作っておきましょう。少額の支払いでもクレジットカードを使うのが一般的ですが、アメリカ国内でのクレジットヒストリー(信用情報)がないとカードが作れません。

口座預金を担保に利用できるセキュアードクレジットカードや、プリペイドカードなどもありますが預金額の条件があったり、利用できる場が限られてたりします。新生活を始める際は何かと出費も増えがちなので、日本で国際ブランドのクレジットカードを作っておきましょう。以下の記事では日本人におすすめのクレジットカードを解説しておりますので、御覧ください。

アメリカでクレジットカードを作る|日本人におすすめのカード3選

2-4. アメリカの年金加入免除するなら「適用証明書」が必要

アメリカに移住する際、勤務先の会社により必要な年金手続きは変わります。アメリカにある日本の企業に勤務している場合は、日本の厚生年金を継続して支払い続けます。アメリカは社会保障協定を結んでいるので、現地の会社で勤務する場合は会社または事業主を経由して日本の年金事務所に適用証明書を申請してください。

アメリカの会社に適用証明書を提出すれば、社会保障制度への加入が免除されます。

2-5. 日本にいながらにしてアメリカの銀行口座が作れる

日本にいる内にアメリカの銀行口座を作っておくと、渡米後の生活に役立ちます。

通常、アメリカで銀行口座を作るには、クレジットヒストリーとSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が必要です。どちらも渡米後すぐ得られるわけではないので、日本でアメリカの銀行口座を解説しておきましょう。

三菱UFJ銀行の口座がある人は、日本にいながらにしてアメリカのユニオンバンクの口座開設できる「カリフォルニアアカウント・プログラム」が利用できます。本人確認書類と申込書を郵送で送って、2~3週間で口座開設され、キャッシュカードが送られので余裕を持って申し込んでおきましょう。また以下の記事ではアメリカの銀行口座開設について詳しく説明しておりますので、是非御覧ください。

アメリカでの銀行口座開設方法とは?銀行の選び方や必要書類、カードについて

2-6. 住むところを探すには?

自分で物件を契約しなければならない時、当面は宿泊施設やシェアハウスにステイしながら部屋探しをするケースが多いようです。実際に部屋を見ながら決めることが大切ですが、地区ごとの治安・家賃相場・入居費用などリサーチをしておきましょう。また以下の記事ではアメリカの家探しから契約までの流れを詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。

アメリカで家探し 契約までの流れ、賃貸物件サイト、用語集など

2-7. 英語の学習はヒアリング・スピーキングを中心に!

アメリカに住むのであれば、英語力は必須のスキルです。もちろん、英語力が高いに越したことはありませんが、日常生活レベルの英語であれば、中学校で習った文法や単語でも十分に通じます。

英語を勉強するときは、テキストや単語帳を使った座学ではなく、英会話を中心に行いましょう。アメリカでの生活では、読み・書きよりも聞く・話すことのほうが多くなります。しかし、多くの日本人は英語のヒアリングとスピーキングが苦手です。

アメリカに住むとなったら、まずはネイティブの話す英語のスピードに慣れることを意識します。そして、スピーキングでは、発音や文法の間違いを気にせず、積極的に英語を口に出しましょう。とにかく、聞く・話すの経験を積んで、英語をいちいち日本語に訳さなくても会話できることを目指してください。

3. アメリカの就労ビザの種類と取得手続き

銀行口座やクレジットカードと同じく、アメリカでスマホを契約する時もSSNやクレジットヒストリーが必要です。プリペイドSIMなども販売されていますが高額なデポジットが必要な場合もあるので、日本で海外用SIMを準備しておくことをおすすめします。

ハナセルのアメリカ長期滞在SIM・eSIMプランは、月額9.99USD~という低価格でSIM・eSIMが契約できます。SIMカード発行手数料9USD~なので、現地でデポジットを支払うより初期費用も抑えられます。アメリカで使えるスマホも販売しているので、アメリカへの移住を検討されている方はぜひサービスをご覧くださいませ。

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まとめ

今回は、アメリカに住みたいと思った時に準備すべきことについてご紹介しました。
適切なビザの取得はもちろん、クレジットカード・銀行口座・保険関係など、生活に必要なものも日本にいる時から用意しておかなければなりません。

特にスマホは、日本で契約しておけばアメリカについてすぐ使えるので便利ですよ。
日本のサービスなら日本語でのサポートが受けられるので、何かトラブルが起きた時も安心です。

関連記事:アメリカの長期滞在SIM・eSIMはhanacell

アメリカでスマホを活用する方法については下記の記事をご覧ください。
関連記事:アメリカsimを利用してアメリカでスマホを使おう!

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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