こんにちは、アメリカ携帯HanaCellの店長の姉です!
アメリカでお仕事をしたり、勉強のために留学をし、長期滞在となる場合は給料の受け取りや授業料の支払いなどに銀行口座が必要になりますよね。
アメリカで口座を開く場合は実際に銀行へ行って手続きをする方法と、オンラインで申し込むという方法があります。
今回はアメリカの銀行口座を開設する前に知りたい、アメリカの銀行に関する基礎知識を紹介させていただきたいと思います!
もくじ
アメリカの銀行の選び方
アメリカでは州や地域を拠点とした銀行があり、他の州に支店がなかったりします。
例えばBank of Hawaii はその名の通りハワイを拠点とした銀行です。
大きな銀行で言えばBank of the Westなどはカリフォルニア州を拠点とし、西海岸寄りの州に支店があります。この銀行はイリノイ州から東には支店はないようです。
もちろん、アメリカ全域に支店がある銀行もあります。
Bank of AmericaやChase、Wells Fargo、US Bank、Capital Oneなどです。
ご自宅の近くにATMがある銀行であったり、将来別の州へ行く予定がある場合は支店が各地にある銀行など、ご自分のシチュエーションにあった銀行を選ぶといいです。
アメリカの銀行の金利
超低金利の日本と比較すると、アメリカでは数十倍~数百倍もの金利で銀行にお金を預けることができます。
2020年10月現在、アメリカでも新型コロナウイルスの影響で金利が下がっていて、Saving accountの金利は0.01%ほど。しかし、ネットバンクなどの金利の高い銀行では0.60%などの場合もあります。日本の場合、メガバンクの定期預金の金利は0.002%ですので、その差は大きいです。
ただし、アメリカでは口座維持に手数料がかかります。残高や毎月の振込額などの基準を満たすことで、手数料を無料にできるというのが一般的です。金利で儲けたいという方は、各銀行の金利はもちろんのこと、手数料が無料になる基準も忘れずに確認しましょう。
アメリカの銀行口座開設に必要な書類
口座を開くために必要な書類はいくつかありまして、本人が確認できるパスポートや運転免許証、ソーシャルセキュリティーナンバー、アメリカで現在住んでいる住所が証明できるもの、入金のための現金(口座によります)、などです。
ソーシャルセキュリティーナンバーとは社会保障番号といって、日本でいうと2016年から始まったマイナンバーといったところでしょうか。ソーシャルセキュリティーナンバーは携帯電話の契約から、アパートを借りたり、家や車を買うときにも必要です。アメリカで生まれた方は生まれたときに所得できるそうですが、外国人は自分で申し込まなければいけません。
少し話がずれますが、HanaCellのアメリカ携帯は、ソーシャルセキュリティーナンバーが無くても契約ができます。渡米前に契約ができ、アメリカの携帯やSIMを日本へも送料無料なので、渡米直後から携帯が使えて便利ですよ。
アメリカの銀行口座の種類 CheckingとSavingの違いって?
アメリカの口座は大きくcheckingとsavingという二つの種類に分けられます。
Checking account(チェッキング・アカウント)は日本の普通預金口座に相当します。そしてCheckingの方が利用が多く、家賃や公共料金やクレジットカードの支払いなどに使われるのが一般的です。
Saving account(セービング・アカウント)は、貯金をするための口座です。Checkingには利子がほとんどないですが、こちらは利子が付きます。ただしCheckingと比べてATMの引き出し回数の制限があったりするので普段には使われることは少ないです。
他にも、日本の定期預金にあたる、CDやMoney Marketといった口座もあります。CD口座は利子が高いので アメリカを一時期離れなくてはならないというときにCD口座にお金を入れて置いておくと便利かもしれません。 ただお金は決められた期間は引き出せないということがあります。
アメリカの銀行口座を開設するメリット
留学や仕事でアメリカに長期滞在する場合は、アメリカの銀行口座が必要な場面が出てきます。
・アメリカで働いている場合、給料の受け取りに使える
・留学の場合、日本のご家族から送金してもらう際の受取り口座として使える
・アメリカのデビットカードが作れる
・アメリカのATMで現金を引き出せる
・日本の銀行口座と比較して金利がいい
・アメリカで不動産を購入する場合に便利
デビットカードは日本では馴染みが薄いかもしれませんが、アメリカで生活するなら持っておくととても便利です。続いて紹介します。
アメリカの銀行のカードはデビットカード
口座を開設すると、お金を引き出すのに必要なカードを利用できます。日本ではキャッシュカードというようですが、アメリカではデビットカードと言います。
ATMでお金を引き出す際にデビットカードを使いますが、自分の銀行のATMであれば手数料は入りません。ただ、違う銀行のATMを利用すると2~3ドルほどかかります。
日本のキャッシュカードとは異なり、デビットカードはクレジットカードのように買い物ができます。利用可能額は引き落とし口座の残高なので使いすぎを防げます。スーパーなどで利用すると、キャッシュバックといって現金を引き出すことも可能です。
アメリカのクレジットカードを手に入れるのは難しい?
さてクレジットカードですが、外国人がアメリカでクレジットカードを作るのは実はちょっと難しいのです。
先ほどお話ししたソーシャルセキュリティーナンバーが必要です。そしてアメリカにおけるクレジットヒストリーが必要となります。クレジットヒストリーは返済履歴のことで、クレジットカードを申し込むときに審査されます。
日本でのクレジットヒストリーがあったとしてもそれは残念ながら採用されません。
銀行口座を開設するとデビットカードがもらえ、先ほどもお話ししましたが、クレジットカードのように買い物ができるので、それを使っていくうちにクレジットヒストリーが出来上がってきます。ただ一年経っていいクレジットヒストリーができたとしてもクレジットカードの審査に落ちてしまう場合もあります。私の友人にも、学生でアメリカに来て、就職し、何年も経っていてもクレジットカードが作れないという人がいました!
日本人の方には、銀行のデビットカードと日本のクレジットカードが問題なく使えるので、アメリカのクレジットカードを作っていない方も多いです。
しかし、アメリカはクレジットカード社会なので、長く住む方は取得することを考えたらいいかもしれませんね。