こんにちは、ハナセルです!
アメリカに移住・留学することになったら、住むところを決めることになりますね!この記事では、アメリカでアパートやお家を借りる際の手順や必要となるもの、注意点、役立つサイトやアプリをご紹介します。
1. アメリカの住宅の種類
2. アメリカの物件探しに役立つサイト・アプリ
3. アメリカで物件を探す際は、学校の評判・治安などを調べよう
4. コロナ禍でアメリカの家探し事情がどうなっている?
5. アメリカのアパート家賃相場
└ 5-1. 全米の平均家賃
└ 5-2. アメリカで家賃が高い地域は?
6. アメリカで賃貸不動産物件を探しに役立つ用語集
7. アメリカで賃貸物件を契約するまでの流れ
└ 手順1.米国で物件を借りる手続きを進めるには、まず電話が必要
└ 手順2.内見の予約をとる
└ 手順3.内見の際に気をつけたいこと
└ 手順4.ホールド
└ 手順5.家賃以外にかかる費用を確認
└ 手順6.契約
8. まとめ
1. アメリカの住宅の種類
米国にお引越しや留学が決まったら、まずは住居探しですが、どんなタイプの物件があるか整理してみましょう。知らない用語があったら要チェックです!
ルームシェア:一軒の家やアパートを複数の学生、世帯で借りる方法です。アメリカでは家一軒やアパートを借りて複数人で住むことを一概に総称してルームシェアと言うようです。
ホームステイ:現地の家庭に同居して滞在する方法。短期ー長期留学生に人気です。アメリカの暮らしも体験でき、家族との交流も経験できる、留学だけではなく文化も学べる選択肢ですね。
寮(ドーム):留学生は最初の一年は大学内の寮に住むことなどを義務付けているところもあるようです。留学先の方針・指示に従いましょう。
アパート:大都市内や、住宅費が高騰している町の最も現実的な選択肢。サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨークシティ、ボストンなど過密都市では、ご存知の通り一軒家の価格は青天井です。アメリカでも人口密集地の大都市では、価格と通勤時間の兼ね合いを考えると選択肢がとても限られていて、庭付き一軒家の夢は非常にハードルが高いです。
スタジオ:ワンルームのアパート。
一軒家:大都市以外の郊外なら選択肢に入りそうですね!車通勤がマストとなりますが、大きくゆったりした庭、家屋に憧れている人にとってはアメリカの郊外の一軒家は夢が叶う条件が揃っています。
コンドミニアム、タウンハウス:両者とも分譲マンションと似た仕組みで、管理事務所があり、プール、ジム、プレイグラウンドなど共用の施設があったり、HOA(Home Owners Association、物件の管理組合のこと)が芝刈り、庭の手入れや落ち葉掃除、雪かきなど住居の外の世話は全てしてくれるなどの集合住宅のメリットがあります。
2. アメリカの物件探しに役立つサイト・アプリ
日本にいる時からアメリカに住む際の物件を探したり、そのエリア、ロケーションの雰囲気をつかんでおくことはとても重要です。理由は、アメリカの多くの場所は通りやエリアが違うと雰囲気、治安などがガラリと変わるからです。
また、お子さんがいる世帯の場合は、学校の雰囲気やレーティングなども調べておきたいですよね。物件選びは通勤・通学の他にも生活の様々な側面からよく吟味して、充分時間をかけたいものです。
物件を探す時に役立つサイト・アプリの例をご紹介します。
Zillow (ジロー)
ウェブサイト、アプリがあります。物件の価格やタイプの検索絞り込み、通勤や学区、学校のレーティングも見ることができます。全米を通して網羅している物件が多いのでオススメです。
Rent.com (レントドットコム)
こちらもウェブサイト、アプリがあり、初心者向け、学生向け、ペット飼い主向けなど、様々なタイプのTipsが載っています。Zillowと違って、こちらは「借りる」ことに特化したサービスなので、家の「購入」はもともと選択肢にない、あくまでも賃貸物件のみを探しているというユーザーをターゲットにしています。
partments.com (アパートメンツドットコム)
最近とても人気が高い、物件を借りる人をターゲットに絞ったアプリ、検索サイトです。地域を絞って検索したい人には大変重宝する、需要の高いの都市別のリストもあります。貸す側、借りる側に情報・手続きをシンプルに提供することを売りにしています。
Craigslist (クレイグズリスト)
全米を網羅し、さらに地域別になっていて便利な掲示板。とてもシンプルです。ローカルコミュニティの様々な情報が得られる交流の場でもありますが、賃貸物件など不動産の情報も充実しています。
3. アメリカで物件を探す際は、学校の評判・治安などを調べよう
アメリカの住宅地というのは日本とずいぶん違って、実際に行って確認するまで様子がわからない要素がたくさんあります。残念なことに、プロパティタックス(固定資産税)の高低が治安や公立学校のレベルや住民の雰囲気に直結します。
また、アメリカでは安全はお金で買う、という考え方も強くあります。
プロパティタックスの税率は、市政で決められた学区などの区画で異なるため、一本の道を隔てて向こう側が異なる学区・区画の場合、雰囲気が全く変わる場合があります。一番理想的なのは、現地をよく知る知人や不動産屋さんに話を聞きながら、たくさん下見をしながら候補地を絞っていく方法です。
日本、アメリカ国内でも遠方からの引っ越しでは、これはとてもハードルが高いですが、事前にできるだけ下調べをして、具体的なイメージを得てから候補の物件をいくつか用意し、現地に着いたら実際に不動産エージェントと共に多くの内覧をして決めるのがいいでしょう。
それでは、アメリカの学校や治安などを調べる際に役立つサイトのご紹介です。
Great! Schools (グレートスクールズ)
全米の学校のレベルを公立、私立、チャータースクール別に、さらにプリスクール(就学前ー幼稚園)、エレメンタリー(小学校)、ミドル(中学校)、ハイスクール(高校)の評価、学区、口コミを調べることができます。
Spot Crime (スポットクライム)
アメリカ中の犯罪発生場所を調べられるアプリ、サイト。この物件の周りは大丈夫?と気になるときは、郵便番号や地名を入れて検索することができます。候補物件が決まったら、そのエリアの生活圏内にあるお店や繁華街などの治安も調べておきましょう。
National Sex Offender Public Website (アメリカ政府性犯罪者公開ウェブサイト)
アメリカでは性犯罪者は有罪後、その後ずっと顔写真、氏名、性別、身体的特徴、住居、時には乗っている車などを公開されます。住所や郵便番号を入力後、どこに性犯罪者が住んでいるかが検索できるサイトです。性犯罪者のリスクレベルは3段階で分けられており、一番低いレベルだと州によっては連邦のこのサイトに載ることがない場合もあります。その場合は、州別、またはカウンティ別の警察のサイトなどから検察することができます。リスクレベルが中、高の人物には、再犯の可能性、前科の犯罪内容が明記されます。
アメリカの治安については下記の記事でも詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
4.コロナ禍でアメリカの家探し事情がどうなっている?
住居を探す上で、コロナウイルスの流行によって変化したのは、オンライン内見の普及です。 コロナ禍の日本でも多く利用されたオンライン内見は、アメリカでも普及し、不動産サイトの調査では2019年からの1年間で実物を見ずに住宅を購入した人が32%から63%とおよそ倍ほどに増えているというデータが出ています。
また、リモートワークの広がりによって通勤の必要がなくなり、家賃の高い大都市から郊外へ引っ越す人が増え、大都市の賃貸家賃が低下していることもコロナによる影響のひとつです。
その一方で、都市部の高額な賃貸に暮らしていた人々が郊外に住宅を買う動きが高まり、住宅価格は高騰する傾向が見られています。 元の生活を取り戻しつつある現在は少しずつ都市部の人口も戻ってきていますが、コロナ以前に比べれば安価で大都市のアパートを借りることができますね。
リモートワークの技術は今後もより発達していくことが考えられますので、郊外への人口流出は今後も続いていくかもしれません。
5. アメリカのアパート家賃相場
アメリカへの留学などでひとり暮らしするとなった際に、住居として現実的なのがアパートです。
では、そんなアパートに住むための家賃は、アメリカではどのくらい必要なのでしょうか。
5-1. 全米の平均家賃
アメリカでは、日本のような1LDK、といった表記ではなくBRと書かれるベッドルームの数で部屋を分類します。
日本で言うワンルームはStudio(0BR)、1DK・1LDKは1BR、2LDKは2BR、といった感じですね。
バスルームとトイレが大体同じスペースにあり、浴槽の有無では家賃があまり変動しないのも、アメリカのアパートの特徴です。
もちろん日本と同様住む地域によって家賃が高くなったりしますが、2021年の調査によると全米の平均的な家賃は、
●0BR 1,641ドル
●1BR 1,711ドル
●2BR 1,972ドル
●3BR 2,012ドル
となっています。
日本では、全体でもトップで家賃の高い東京の1LDKの家賃相場が19万円ほどで、間取りを問わない全国の平均が55000円ほどと言われているので、ワンルームでも17,8万円ほどかかるアメリカの家賃は日本と比べてとても高い印象を受けますね。
しかし、家賃に比例して平均収入も高いことや、ワンルームでも部屋自体が日本と比べてとても広かったり、共同施設が豊富であったりすることを考えると、アメリカでは多少高くても快適に暮らすことができるかもしれません。
5-2. アメリカで家賃が高い地域は?
平均的に家賃が高めのアメリカの中でも、もちろん地域の治安や環境によって家賃に違いがあります。
日本の1DK・1LDKに相当する1BRで比較した場合、2021年の調査で特に家賃の高い地域は、
●マサチューセッツ州ボストン 3,471ドル
●カリフォルニア州サンフランシスコ 3,137ドル
●ニューヨーク州ニューヨーク 3,117ドル
●カリフォルニア州サンノゼ 2,463ドル
●ワシントンD.C. 2,252ドル
となっています。
コロナ禍で地方に人口が流出したために家賃が下がった地域もありますが、やはりカリフォルニアやニューヨークなど、都市部の家賃は相当高くなっています。
家賃や生活費の高い地域では、アパートが借りられずに車や会社に寝泊まりしている人や、ホームレスの数も多くなっています。
しかし、シリコンバレーのあるサンフランシスコなど、経済の中心となる地域が多いため平均的な収入も高い傾向にあり、治安の良さなどを考えると留学などで住みたい地域として人気があるのも頷けますね。
このように地域によっても大きな違いがあるので、アメリカでのひとり暮らしをはじめる場合は、事前に自分の希望する地域の家賃がどの程度なのか、調べておくとよいでしょう。
6. アメリカで賃貸不動産物件を探す際の用語集
アパートやお家を検索して眺めていると、略語や用語がたくさんありますね。中でも頻出のものを集めて解説します。
A/C: エアコン。日本のエアコンとは違うシステムの場合が多く、一台集約型のセントラルヒーティングという方式が多いです。小さなアパートなどでは暖房はあるものの、クーラーはなく、夏場は窓に小さなクーラーを取り付ける方式の物件も多く見られます。
ba:バスルーム。シャワーまたは浴槽のついたお手洗いのある部屋は1と数え、トイレだけのバスルームは0.5と数える場合もあります。その場合、2.5 ba はお風呂があるバスルーム2つとトイレのみのバスルーム一つ、という意味です。逆に、トイレだけのバスルームも1と数える場合もあります。記載する側のやり方も大きいので、よく確認することをお勧めします。
Basement:地下室。地域によっては、災害(竜巻など)対策として地下室がマストの場合もあります。
bd:ベッドルームの略。4bdsだったら、ベッドルームが4つ、という意味。
Cable:ケーブルテレビのこと。
Closet:クローゼットのこと。Walk-in Closet だったらウォークイン・クローゼットで、大きいクローゼットのことです。
Cooling:クーラーのこと。
Condo:コンドミニアムのこと。日本でいう分譲マンションと似たシステムです。
Dryer:衣類乾燥機。
D/W:Dishwasher の略。キッチンに元からついていることが多いです。
Den:書斎、第二のリビングルーム的な洋間のこと。
Fireplace:暖炉のこと。本当に薪をくべて使える暖炉は、煙突の手入れが必要です。
Flood Warning, Flood Zoneなど:地形の関係で、大雨などの際は床上浸水などになりやすい物件に表記されます。洪水が起きやすいとされている地域の物件は、物損の保険の洪水特約に入る必要があったり、コストがかかります。
Flooring:床の状態。Carpet なら絨毯、Vinyl ならビニール素材、Hardwood なら木製の床。
Furnished:家具が備え付けられている、という意味です。学生寮などは机、ベッド、タンスなどがすでにある場合があります。
Garage:ガレージ。路駐ではなく、ちゃんと物件の中に車を停められる、屋根付きガレージがある、という意味になります。
Heating:暖房のこと。Forced air, Electric, Gasなどがあります。
HOA: Home Owners Association(物件の管理組合)の有無。アパートやコンドミニアムの賃貸費用にHOA Feeが含まれているか、含まれていない場合は月いくらかも要チェックです。HOAに毎月お金を払うことで、屋根の修繕の積み立てや、毎月の庭や街路樹の世話、共用設備、歩道の修繕などをカバーしてくれます。HOA Feeは地域によっては一軒家の持ち家でもかかる場合もあります。
Island:アイランド。キッチンのカウンターが独立してキッチンスペースの真ん中にあります。
Laundry Room:洗濯室。都市部のアパートは共用の場合、ない場合もあります。
Levels:何階に位置するか、何階建てか。”3rd Floor” なら、3階に位置する物件、ということ。
Living Room:リビングルーム、居間。
Master br:マスターベッドルーム。一番大きい寝室で、主寝室という意味です。
Open House:オープンハウス。解放して内覧をすること。
Owner:大家さんのこと。Landlord とも。
Parking:駐車場のこと。Commonなら共有のパーキング。Garageなら屋内や地下の駐車場あり。Streetは路上駐車。
Pantry:キッチン内の食糧棚の事、あるいは食糧をしまう部屋のこと。
Refrigerator:冷蔵庫。アメリカではだいたい大型家電は備え付けであることが多いです。冷蔵庫、電子レンジ、食洗機、ガスレンジ、洗濯機、乾燥機が備え付けであるかないかはよく確認しましょう!
Rent:月々の家賃のこと。
Renter:物件を借りて住む「入居者」のことです。Tenantとも。
Sewer:下水
Shed:住居以外に、外などに物置スペースがある場合のことです。芝刈り機や自転車などをしまっておける小さな倉庫のようなものを指します。
Square Feet:物件の大きさ、面積を表す単位です。
Storage:収納スペースのこと。
Town House:タウンハウス。大きな低層の建物が1世帯ずつ分譲してある形式です。
Washer:洗濯機のこと。
Water Heater:湯沸かし器のこと。Gasとあればガス湯沸かし器。一軒家の場合はセントラルヒーティングと一緒にベースメント(地下)にあることが多く、地下のないアパートやコンドミニアムの場合は2階にあることもあります。
7. アメリカで賃貸物件を契約するまでの流れ
米国で物件を借りる際、どんな手続きが必要となるのかご紹介します。アメリカで収入がない留学生の場合と、収入がある社会人の場合で多少変わってきますので、ご注意ください。
アメリカではアパートを借りる際は不動産業者(リアルター)を介さずに直接手続きをすることが多いです。ただ、まだ日本にいる段階で物件を決めなければならないなどの場合は日本からのお引越しを専門に扱っているリロケーションのエージェントなどの力に頼らなければならない時もあります。
手順1.米国で物件を借りる手続きを進めるには、まず電話が必要
電話が必要、というのは、不動産屋さんと連絡をとったり…のコミュニケーションツールとして必要なことはもちろん、一番重要になってくるのが、自分の連絡先として、電話番号が必要となるので、電話を契約していないと不動産の話もなかなか進みません。
まずは銀行口座を作る際、パスポート、ビザ、留学生の場合はI-20も、そして電話番号が必要です。番号を記入する場面は、アメリカ暮らしでも多いので、早めに電話の契約をしておきましょう。
その際は弊社ハナセルの携帯電話サービスをオススメします!アメリカの携帯をネットで即購入でき、日本・アメリカへ無料でお届け。お申し込みから解約まで、全て日本語で対応しています。また、日本でもアメリカでもお使いいただけます。これからアメリカ暮らしを始める予定という方も、米国での住所がまだ決まっていなくても契約することができます。
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手順2.内見の予約をとる
不動産検索アプリやサイトから下見をしたい物件を選び、担当リアルターやアパート管理会社に内見の予約を入れます。
サイトからフォームに記入しても連絡ができますし、電話番号が記載されている場合は直接電話をかけてもOK。メールアドレスが載っている場合もあるので、連絡の方法は色々あります。初めての連絡の際には、リアルターさんに自分の希望の物件の条件などを細かく伝えておくと、他にも候補を勧めてくれることがあります。
手順3.内見の際に気をつけたいこと
アパートやコンドミニアム、クローズドゲートコミュニティ(区画に入る際に門で守衛さんのチェックが入る住宅地)など、物件の条件で変わってきますが、まずは部屋の設備に問題がないか、故障していないか、実際に見てみて記載内容と相違はないかなど確認しましょう。
駐車場の場所、郵便ポストの場所、宅配、小包などはフロントが受け取っておいてくれるのか、ドアの前に配達なのかなどの確認。また、物件のロケーション、ご近所の雰囲気、生活範囲の様子をよく観察することも大事です。
手順4.ホールド
いくつか見学した中で、この物件にしようと決まったら、仮押さえをするためにNon-refundable fees の申込金(返ってこない)やデポジット(Security Deposit)を預けます。
デポジット金額(戻ってくることがほとんど)は様々です。物件・大家さんによりこの辺はルールが異なります。
手順5.家賃以外にかかる費用を確認
毎月の水道、ガス、電気、ケーブルテレビ、電話、インターネットの通信代、駐車場代などは家賃に含まれているのか、HOAは含まれているのか、それとも家賃と別に支払うのかの確認もしましょう。契約書の内容は様々です。1年契約など長期契約だと安くなる割引制度はあるか、または途中で引っ越す場合の違約金はいくらかなどの契約内容の確認もしっかりしておきましょう。
現地でリアルターを介して不動産を借りる際の仲介手数料:先述しましたが、すでにアメリカに住んでいる場合はリアルターを介さずに自分で直接交渉する場合が多いです。リアルターを介する場合は大家さん・管理事務所側からリアルターにはお金は払われないので、リアルターは依頼主に手数料を求めてきます。その額はリアルターの提示によるので事前に確認するのが良いでしょう。
手順6.契約
物件が気に入ったらいよいよ契約ですが、契約の際に必要になる書類は色々あります。グリーンカードなどがない場合は、ビザの載ったパスポート、ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)、クレジット・レポート、雇用証明書、銀行の残高証明書などが必要になってきます。この際に物件によっては、バックグラウンドチェックをする場合もあります。バックグラウンドチェックでは前科、年収などが確かめられます。
そのほか、借り手側はレンターズインシュランス(物損保険)に加入している必要があります。物損保険の保証内容が足りない場合は、もっとカバーする上のプランに入り直すよう言われる場合もあるので、その際は大家さん・管理会社に従います。
クレジットヒストリーは、アメリカに住み始めてしばらくしないとできませんので、引っ越して来たばかりの方の場合は、追加でお金を払うことで対処する場合もあります。
また、この一連の手続きの際、留学生の場合はアメリカで労働が認められていませんから、SSNも発行されず、来たばかりでクレジットヒストリーももちろんありません。留学生が物件を借りる場合は、保証人が必要になったり、1年分を一度に納めるなどの方法になることがあるようです。
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契約が難しい、不安と感じる方は、日本語が話せる現地のリアルターさんにお願いしたり、斡旋会社(エージェント)に全てお願いしてしまうという方法もあります。留学生の場合は寮やホームステイなどの選択肢も、米国の生活基盤ができるまで、精神的に慣れるまではとてもいい方法です。また、日本にいる間に留学エージェントなどに相談し、日本にいる間に寮やアパートなどを決める方法もあります。
8. まとめ
アメリカに移住、その際に絶対避けて通ることのできない家、アパートなど不動産物件を借りる際のあれこれを詳しくご紹介しました。手続きは煩雑で色々あるように見えますが、始めてしまえば案外簡単だった!という方も多いです。
皆様のアメリカ生活が素敵なものになりますように!
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