アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はミズーリ州を紹介します。
ミズーリ州について
州都: ジェファーソン・シティ
地域:中西部
最大都市:カンザスシティ
人口:6,154,913人(2020年)
愛称:The Show Me State
ミズーリ州の地理
アメリカの真ん中に位置するミズーリ州は、北と南の州境は直線で区切られ、東と西はそれぞれミズーリ川とカンザス川(一部)で州境が設定されている。
北はアイオワ、東はネブラスカ、カンザス、オクラホマ州に、南はアーカンソー、東はテネシー、ケンタッキー、イリノイ州と計8つの州に接し、米国の中でも最も多い。
地理的には中西部としてカウントされる場合が多いが、政治や歴史など文化的なトピックの際には南部と分けられる場合もある。
ミズーリ州の気候
ミズーリ州は湿潤大陸性気候と湿潤亜熱帯気候に属する。海も山脈もない内陸部の特徴が強く現れ、一年を通して寒暖の差が激しい。夏は暑く湿度が高く、冬は寒くなる。
7、8月は最も暑く、降水量も多い。夏場は特に竜巻や雷などが発生する。12月、1月、2月にはひと月に1、2回程度の割合で降雪もある。
ミズーリ州の人口構成
ミズーリ州の人口の内訳は、白人が約80%、黒人は約11%、アジア人は約2%である。
かつて奴隷制度があった頃のプランテーション農業の影響は今も残り、南部のミシシッピ川周辺の都市では黒人の比率が高めになっている。
カンザスシティは移民が多く、アフリカ、東欧、アジア系のコミュニティが多く形成されている。
ミズーリ州の州都ジェファーソン・シティ
州都ジェファーソン・シティの名前は合衆国第三代大統領のトーマス・ジェファーソンにちなむ。元々ミズーリの州都はセントルイスだったが、1821年にジェファーソン・シティに移動した。
ミズーリ川近くの州会議事堂、ミズーリ州立博物館などが定番の観光名所。
ミズーリ州の名所あれこれ
イリノイ州に近いセントルイスは、かつての開拓時代に西部を目指す開拓者を迎える入り口の街として栄えた。ゲートウェイ・アーチ国立公園の巨大なモニュメント、セントルイス美術館、ワンダーズ・オブ・ワイルドライフ水族館&博物館、ブルース博物館、マーク・トゥエイン博物館、カーディナルズの本拠地のブッシュ・スタジアムなどは観光客に人気のスポット。テーブルロック湖、フォレスト・パークなども自然や植物が好きな方は外せない名所。
カンザスシティにある第一次世界大戦博物館、ネルソン・アトキンズ美術館、スプリングフィールドのルート66、ファンタスティック・カバーンズなどの洞窟群、アンティークモールなども知る人ぞ知るの観光地になっている。
まとめ
アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はミズーリ州をご紹介しました。
アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。