オクラホマ州 ~アメリカ50州大解剖~

オクラホマ州

アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はオクラホマ州を紹介します。

オクラホマ州について

州都:オクラホマシティ
地域:南部(中南部)
最大都市:オクラホマシティ
人口:3,959,353人(2020年)
愛称:Sooner State

オクラホマ州の地理

オクラホマ州はアメリカ本土のほぼ真ん中に位置し、北はカナダから南はテキサスまで伸びる広大なグレートプレーンズという平原と、メキシコ湾沿いのオザーク高原の上にある。

北はコロラド州とカンザス州、東はアーカンソー州とミズーリ州、南はテキサス州、西はニューメキシコ州に接する。

州内にはウォシト、アーバックル、ウィチタ、オザークの大きく分けて4つの山地がある。州の西側約半分は亜乾燥・メサの地域となっている。東半分は森林と川に恵まれ、州内には人造湖やダムが200以上もある。

オクラホマ州の気候

オクラホマは世界でも最も多いレベルの年間平均54の竜巻が発生する土地であり、州の西半分は完全にトルネードアレイ(竜巻街道)のエリアに入っている。

竜巻がこんなにも発生する理由は、メキシコ湾からの温かく湿った大気、北西方向のロッキー山脈からの冷たく乾燥した空気、そしてメキシコ方面からの温かく乾燥した大気がぶつかり合うためである。

このように気温や湿気の異なる大気が交錯するため、年を通して天気が目まぐるしく変化する日が多い。

オクラホマシティの場合、夏は気温も湿度も共に高く、冬は寒く雪も降る。夏の最高気温は35度程度、冬の最低気温はマイナス2、3度である。

オクラホマ州の人口構成

オクラホマは州に格上げされる前には州の住民が全てネイティブアメリカンになる計画があった土地。「オクラホマ」という言葉はネイティブアメリカンのチョクトー語で「赤い人々(ネイティブの皮膚の色のこと)」という意味である。

ネイティブを一掃・強制移動させる政策を打ち立てた悪名高いアンドリュー・ジャクソン大統領の「インディアン移住法」により、フロリダ、ジョージア、アラバマ、ミシシッピー、アーカンソー、テネシー州などのネイティブがこの州に徒歩で移動させられた。移動中に劣悪な扱いを受けたネイティブの多くが病で命を落とし、南部の他州からオクラホマへの道を「涙の道」と呼んでいる。また、ネイティブはオクラホマから州外へ出ることを禁じられ、故郷に帰ることは許されなかった。この出来事はアメリカ史の中では汚点として扱われている。

現在の人口は白人 約72%、ネイティブアメリカン約9%、黒人約7%、アジア人約2%となっている。

オクラホマ州の州都オクラホマシティ

オクラホマシティは約63万人の人口を抱え、至る所に西部開拓時代の名残を感じることができる。骨格博物館、消防博物館、国立カウボーイ&西部歴史博物館、現代美術センター、オクラホマシティ美術館など、文化施設が充実している。

オクラホマ州の名所あれこれ

毎年恒例のイベント「レッド・アース・ネイティブ・アメリカン・文化フェスティバル」、ポールズバレーにあるアクションフィギュア博物館などユニークな施設も。タルサのギルクレス博物館ではカウボーイと西部開拓時代の歴史が学べる。

アメリカの真ん中を横断しドライブコースとしても有名な「ルート66(国道66号線)」は全米でオクラホマ州内を一番長く通り、沿道のアトラクションも豊富にある。チャンドラーのルート66ミュージアムをはじめ、国立交通&ルート66博物館やトーテムポールなど名物も満載。

まとめ

アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はオクラホマ州をご紹介しました。

アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。

アメリカ合衆国にある州と各州の特徴を紹介します。アメリカ合衆国には全部で50の州があります。また、首都であるコロンビア特別区(通称ワシントンD.C.)は、どの州にも属していません。全米50州に1特別区を加え、各州の特徴を解説します。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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