アメリカは、世界トップクラスの経済とテクノロジーを誇り、世界各国から多くの優秀な人材が集まる国です。留学先のなかでも人気が高い国であるため、留学を希望する方もいるでしょう。
アメリカは人気が高いものの、留学費用も高い傾向です。実りのある留学にするためには、留学にかかる費用や節約方法を知ることが重要となります。
この記事では、アメリカ留学の費用に関して解説します。合計費用や節約方法も併せて解説するため、留学を検討している方は参考にしてください。
1.アメリカ留学でかかる費用の項目
実際に留学をする場合、留学費用にはさまざまな項目があります。留学生活を充実させるには、あらかじめ資金計画を立てることが必要となるため、発生する費用の項目は把握しておきましょう。
ここでは、アメリカ留学にかかる費用の項目と相場をそれぞれ解説します。
1-1.渡航費
渡航費は、アメリカ国内の滞在先へ渡航するための費用です。航空会社や時期、経路によって大きく変動しますが、往復で約15〜20万円程度を見積もっておきましょう。
コストを抑えるためには、以下の点を意識することが重要です。
- 観光客が多いシーズンを避ける
- 直行便よりも経由便を選ぶ
- 祝祭日を避ける
- 早めに予約をする
1-2.海外留学保険
アメリカは医療費が非常に高いことから、万が一の病気や怪我の際に慌てないためにも、海外留学保険への加入は必須です。盗難や紛失に対応した保険もあります。
海外旅行保険における費用の目安は、1ヶ月あたり1〜2万円です。留学生活を想定して、自分に合った補償内容の保険を選ぶことが重要です。
アメリカの保険は難解であるため、初めて留学をする場合、日本の保険会社が提供する海外留学保険への加入がおすすめです。
1-3.滞在費
滞在費は、家賃の高いアメリカにおいて学費に次ぐ大きな出費です。学生寮・ホームステイ・シェアハウスなど、滞在スタイルによっても金額は大きく異なります。
1ヶ月あたりの費用の目安は以下の通りです。
- 学生寮:10〜20万円
- ホームステイ:15〜20万円
- シェアハウス:9〜15万円
留学生活は不慣れな地での生活となるため、基本的には学生寮やホームステイがおすすめです。
1-4.生活費
食費や交際費といった生活費は、個人のライフスタイルによって大きな差が出る項目です。費用の目安は1ヶ月あたり5〜10万円となります。
アメリカの外食費は日本より割高であり、かつチップを支払う文化もあります。極力外食は控え、自炊するほうが良いでしょう。
娯楽に関しても無料で楽しめるアクティビティを利用するなど、節約できる部分を意識して生活することが重要となります。
1-5.学費
学費は、アメリカ留学において最も費用がかかる項目です。通う学校・期間・時期などで相場は大きく異なります。
語学学校へ留学する場合、安価な学校を選ぶことで学費は抑えられます。しかし、格安な学校を選ぶと、授業の質やサポートが不十分である場合も少なくありません。そのような学校では、十分な勉強環境が整っておらず、無駄な時間を費やす可能性もあります。
後悔のない留学生活にするためにも、留学エージェントに相談したり自分で情報を集めたりして、質と価格が見合う学校を選びましょう。
2.【目的別】留学の合計費用はいくら?
アメリカ留学の費用を見積もりする場合は、必要となる費用の合計金額を把握することが重要です。
ここでは、アメリカ留学でよく見られるケース別に、必要となる合計費用を算出します。
2-1.留学期間3ヶ月の場合にかかる費用項目と内訳概算
- 入学金:160ドル
- 授業料:4,440ドル(週20レッスン×12週間)
- 滞在手配費:90ドル
- ホームステイ代:3,900ドル
- 片道送迎:150ドル
- 送金手数料:31ドル
- 保険代:230,000~350,000円
- 航空券代(往復):100,000~180,000円
- 生活費:月60,000~80,000×3=180,000~240,000円
- 観光ビザ申請料:約1,500円
- 総額:129~145万円
2-2.留学期間半年の場合にかかる費用項目と内訳概算
- 入学金:160ドル
- 授業料:8,760ドル(週24レッスン×24週間)
- 滞在手配費:90ドル
- I-20書類郵送費:75ドル
- ホームステイ代:7,800ドル
- 片道送迎:150ドル
- 送金手数料:31ドル
- 保険代:120,000~180,000円
- 航空券代(往復):140,000~200,000円
- 生活費:月60,000~80,000×6=360,000~480,000円
- ビザ関連費用:約50,000円
- 総額:254~278万円
※1ドル=110円換算
通う大学が州立大学の場合と、私立大学の場合とでは、学費に200万円程度の差が出てきます。
2-3.留学期間1年の場合にかかる費用項目と内訳概算
- 入学金:160ドル
- 授業料:17,520ドル(週24レッスン×48週間)
- 滞在手配費:90ドル
- I-20書類郵送費:75ドル
- ホームステイ代:15,600ドル
- 片道送迎:150ドル
- 送金手数料:31ドル
- 保険代:230,000~350,000円
- 航空券代(往復):140,000~200,000円
- 生活費:月60,000~80,000×12=720,000~960,000円
- ビザ関連費用:約50,000円
- 総額:484~526万円
※1ドル=110円換算
3.留学費用を節約する方法
80%以上の人が「高い」と答えているように「アメリカの留学費用は高い」というイメージが浸透しています。
実際のところ、アメリカは諸外国と比べても物価が高いため、留学費用が高額になりがちです。節約をせずに生活していると、経済的な負担が膨れ上がってしまう場合もあります。費用を少しでも安く抑えるためには、留学にかかる費用項目のなかで節約可能な項目を把握し、節約の方法を知ることが重要です。
ここでは、留学費用を節約できる方法を3つ紹介します。どの方法も実践しやすい方法であるため、参考にしてください。
3-1.ホームステイをする
留学中の滞在方法には、主にホームステイ・寮生活の2つの選択肢があります。
アメリカにおける大学の寮費は高額であるため、費用を節約したい場合は、ホームステイをすることがおすすめです。 現地で住んでいる家庭で過ごす方法で、基本的に食事がつくため寮生活に比べて食費を大幅に抑えられます。
ホームステイ先は、留学エージェントや学校の提携先から選ぶことができます。より費用を抑えたい場合は、大学から近い場所でホームステイ先を探しましょう。家から大学が遠ければ、交通費がかさんでしまうためです。
3-2.渡航費が安い時期に渡航する
約14万〜20万円かかる渡航費用は、留学費用の項目のなかでも、とくにまとまった金額が必要な項目です。節約するためには、渡航費が安い時期に渡航しましょう。
年末年始やゴールデンウィークなど、旅行シーズンの渡航は避けるようにしてください。通常よりも値段が高いケースが多く、節約することも難しくなるためです。
少しでも渡航費を節約したい場合は、航空会社が実施するセール情報を適宜確認しましょう。セールは頻繁に行われるわけではありませんが、時期によって大幅に割引されていることもあります。
3-3.海外SIMを契約する
スマートフォンやタブレットは、留学中でも必須となる通信端末です。現地で端末を契約することもできますが、手続きが煩雑で困難が伴うためおすすめしません。
日本のスマートフォンがそのまま使える、海外SIMの契約がおすすめです。
海外SIMには、必要な利用量に応じたSIMカードを購入するプリペイド式と、各種サービスを定額で利用できる月額契約の2種類があります。滞在期間が長い留学生活の場合、定額プランを必要に応じて選べる月額契約を選択することで、通信費の節約が可能です。
月額契約を提供しているアメリカSIMのなかでも、とくにおすすめのサービスが「ハナセル」です。基本料金プランが豊富に用意されているほか、申し込みや解約は日本語で対応してもらえるという特徴があります。
アメリカ留学中の通信手段を探している方は、低コストで安心して利用できるハナセルを検討してみましょう。
アメリカSIMカードは『hanacell』がおすすめです。
まとめ
ここまで、アメリカ留学の費用に関して、合計費用や節約方法を中心に解説しました。
アメリカは、数ある留学先のなかでも非常に高い人気を誇っています。留学費用の高さがネックではあるものの、節約方法を実践することで費用の削減は可能です。この記事で紹介した内容を参考に、余裕のある留学生活を送りましょう。
海外SIMを契約する場合は、費用面だけでなくサポート面も充実しているハナセルがおすすめです。気になる方は、まず問い合わせから始めてみましょう。