アメリカで使うeSIMは何日前に買うべき?よくあるトラブルの対処法も紹介

アメリカで使うeSIMは何日前に買うべき?よくあるトラブルの対処法も紹介

アメリカに旅行や出張、留学に行く際に便利な海外eSIMは、どのタイミングで買えばいいのでしょうか。

本記事では、アメリカで使うeSIMを何日前に購入・設定・オン(eSIMの有効化)すればよいのか解説します。アメリカに到着した際に、スムーズにデータ通信を使い始められるように確認しましょう。

アメリカで使う海外eSIMは何日前に買うべき?

アメリカで使う海外eSIMは何日前に買うべき?

アメリカで海外eSIMを使いたい場合、一般的には出発の1週間前に購入することが推奨されています。1週間あれば、eSIM初心者の人でも十分に設定、動作確認ができるでしょう。余裕をもって購入することで、万が一設定が上手くいかなかったとしても問い合わせる時間を確保できます。

しかし、eSIMはオンライン上で申し込み・契約をした当日、その場でも使用開始できるところも、受け取りが必要な海外SIMカードやレンタルWi-Fiルーターにはない魅力です。ネット環境さえあれば、出発直前の空港やホテルであっても購入・設定することはできるため、急ぎアメリカでのネット環境を確保したいという場合はeSIMの活用がおすすめです。

海外eSIMの設定はいつまで?

海外eSIMの設定では、ファイルをインストールするためのネット環境が必要です。そのため、できるだけセキュリティ対策がしっかりしており、安定したインターネット環境がある自宅での設定をおすすめします。設定方法が分からない場合、問い合わせられるよう少なくとも前日までには設定したほうがよいでしょう。

フリーWi-Fiのある空港やホテル、駅などで設定することも可能ではありますが、フリーWi-Fiはセキュリティリスクがあるため推奨はされていません。

海外eSIMはいつオンにする?

海外eSIMをオンにするのは、現地に到着してからです。現地に到着したら、設定アプリから、海外eSIMの回線を選択し、オンにしましょう。

【iPhoneの場合】

「設定」→「モバイル通信」→「SIM」に登録された海外eSIMを選択→「この回線をオンにする」ボタンをタップ

※ボタンが緑色になったらオン状態になっている

【Androidの場合】

「設定」→「ネットワークとインターネット」or「接続」→登録された海外eSIMの「SIMを使用」ボタンをタップ

※ボタンが濃い色になったらオン状態になっている

海外eSIMを日本でオンにしてしまったら?

海外eSIMを日本でオンにしてしまったら?

海外eSIMを日本で誤ってオンにしてしまった場合、すぐにオフにしてください。その後、eSIMの利用が開始されてしまったかを確認しましょう。ほとんどの海外eSIMは渡航先の回線と接続されるまで、利用開始にはなりません。

1.日本が利用できる対象国・地域に含まれているか確認する

海外eSIMは、現地の回線を利用できるサービスです。国や地域によって使用している回線が異なります。そのため、まず購入した海外eSIMの使用可能な対象国に、日本が含まれているのか確認してください。日本が対象国・リストに含まれていなければ、日本でeSIMをオンにしても接続できる回線がないため、アクティベート(eSIMが有効化=使える状態になること)していません。

アメリカ滞在用のeSIMは、日本は対象リストに入っていない可能性が高いものの、もし日本が含まれている場合、回線が繋がってしまい、使用が開始されている可能性があります。

2.データ通信が開始されたか確認する

eSIMが回線に接続され、利用が開始されたか不明な場合は、使用データ通信量を確認しましょう。iPhoneでもAndroidでも登録している海外eSIMの回線を選択すると、データ通信量を確認できます。データ通信料が0であれば、利用は開始されていません。

【iPhoneの場合】

「設定」→「モバイル通信」→「SIM」に登録された海外eSIMを選択

【Androidの場合】

「設定」→「ネットワークとインターネット」or「接続」→登録された海外eSIMを選択

3.提供業者にアメリカでも使用できるか確認する

日本でオンにしたeSIMがアメリカでも使用できるかどうかは、業者によって異なるようです。

主要な海外eSIMは、アメリカについてから改めて回線をオンにすれば問題なく使用できます。ただし、一部のeSIMでは、現地で再設定が必要だったり、悪くすれば再購入が必要になる可能性があります。不明な場合は、提供業者のよくある質問をチェックするか、問い合わせて確認しておきましょう。

海外eSIMの購入が出国に間に合わなかったら?

海外eSIMの購入や設定が日本出国に間に合わなかった場合でも、ネット環境さえあればアメリカに着いてから手続き可能です。

アメリカに到着すれば、現地で使える使い切りのeSIMを購入することもできますが、当然ながら説明書は全て英語で、カスタマ-サポートも英語での対応となります。対して、日本の海外eSIMを利用すれば、日本語で購入し、サポートも受けられます。英語に慣れていない人であれば、日本のサービスを利用するほうが安心でしょう。

海外eSIMを使用後日本に帰国したら?

海外eSIMを使用し、日本に帰国したら、設定アプリから日本で使っていた回線に繋ぎ直せば、解約の手続きなどは必要ありません。使用済みの海外eSIMの回線は削除しておくと、普段間違えることもないでしょう。

アメリカで使える海外eSIMの選び方

アメリカで使える海外eSIMの選び方

最後に、アメリカeSIMの選び方についてチェックしておきましょう。

  • ・日本人対応のカスタマーサポートがある
  • ・利用期間・サービス範囲が自分に合っている
  • ・滞在場所が利用可能なエリアに入っている

大きく上記3つのポイントに絞られます。

日本人対応のカスタマーサポートがある

現地でネットが使えなかったりプランを追加したかったりすることも考え、日本人が対応してくれるカスタマーサポートがある海外eSIMがおすすめです。

英語を喋り慣れている人以外、英語でトラブルの内容や現在の状況を事細かに説明するのは難しいものです。また、拙い日本語を話す海外の人だと、日本語で説明しても上手く状況が伝わらず、問題が解決しないことも珍しくありません。

利用期間・サービス範囲が自分に合っている

自分に合ったeSIMを選ぶためには、以下の項目をチェックしましょう。

  • ・利用期間
  • ・料金
  • ・データ通信量
  • ・通話利用の可否
  • ・SMS利用の可否
  • ・テザリング利用の可否
  • ・日本人によるサポート

このうち、データ通信量や通話・SMS利用の可否は同じ海外eSIMでもプランによって異なります。使用する期間やデータ通信量に無駄があると、必要以上に料金が高くなってしまうため注意してください。

また、アメリカの電話番号が使える海外eSIMなら、アメリカ国内での通話やSMSも使えるため、現地の人やお店と連絡を取る際に便利です。

滞在場所が利用可能なエリアに入っている

アメリカの国土は広く、ほとんど人が住んでいない手つかずの自然が残っており、一部で通信・通話が繋がらないエリアも存在します。そのため、滞在先が海外eSIMの利用可能エリアに含まれているか確認しましょう。

ただし、海外eSIMは、現地の回線を利用するサービスです。現地の回線が利用できないエリアであれば、どの海外eSIMでも繋がらない可能性が高いといえます。

まとめ

今回は、アメリカに行く何日前にeSIMを購入・設定するのがよいのか解説しました。初めて海外eSIMを使う人は余裕をもって1週間前には購入し、前日に設定するのがおすすめです。海外eSIMは、ネット環境さえあれば契約・利用開始が可能です。

購入を忘れていたとしても、出国当日や現地に到着してから購入・利用開始することができます。海外SIMカードやレンタルWi-Fiルーターは、受け取りが必要になるため、出国直前に契約するのは難しいものです。万が一出国までに手続きが間に合わなくても、海外eSIMであれば現地でネット環境が確保できます。アメリカに旅行や出張、留学する人は、早めに自分に合う海外eSIMを探し、準備をしておきましょう。

ハナセルでは、即日開通の短期プリペイドアメリカeSIMを提供しています。データ通信量は7日プラン5GB・15日プラン10GB・30日プラン20GB。いずれもアメリカ国内通話使い放題・SMS使い放題で、現地のホテルやレストランとのやり取りもスムーズに行えます。1ヶ月以上の滞在には、長期プランをご利用ください。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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