ドコモ、最新翻訳アプリで「はなして翻訳」をローンチ予定。通話中、対面、メッセージの翻訳をしてくれるみたいです。

米国メディアパネル・イノベーションアワードを受賞した、ドコモの最新翻訳アプリが発表となりました。

利用イメージ

ネット上の翻訳機能と言ったら、やはりGoogle Translatorが主流サービスかと思います。昔は良くAltavistaを利用していたのですが、Googleはより優れていて、翻訳スピードにも長けている感触を受けました。個人的には外国語のサイトや歌詞などの翻訳などに、使用しています。しかし文法が異なる言語同士だと、どうしてもニュアンスのずれが出てしまうところが、人間の脳ってすごいと思わせてくれます。

どうやらドコモの「はなして翻訳」は、翻訳機能の中でもより優れた脳細胞を搭載しているようです。対面での会話中、声を携帯電話のマイクに吹き込めば、通訳された言語で会話が画面に表示されるというもの。また、通話中も利用できるようですが、すごいですね。多少の音声の遅れや雑音などにも対応しているということでしょうか。

こんなに優れたアプリ、利用は無料ですが、データ通信費と通話料金は発生するようです。是非実際使ってみたいものです。

それにしても、どこまで正しく翻訳をしてくれるのか、若干疑問ではあります。文法などが異なるだけではなく、言い回しや俗語的な要素も含め、同じ英語でも大分表現が異なりますよね。ネイティブの方が良く利用する「Basically」や「Actually」などって、日本語だと「基本的」は良く使いますが、「実際的」はあまり言いませんね。他にも私が良く苦労する言葉は、「宜しくお願いします」と「がんばってください」です。「宜しくお願いします」は、「今後ご迷惑をおかけすることを含め、お世話になります」的なニュアンスで私が理解していますが、英語だと「Thank you for your consideration and time for the trouble I may cause you in the future」。外国人の方に笑っていただける文章です。

とにかく話題性あるアプリが日本から発表されるのは大変うれしいのですが、早速アプリ名を間違えられていました。「はなして翻訳」が「Hanashite Hon’yaku」の「’」に苦笑いしてしまいました。文字化けだと言いのですが、Lost in translationを解消できるか期待?!

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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