AppleとFBI

4年ぶりの2月29日ですね、店長の姉です!

去年12月にカリフォルニア州のサンバーナディーノ
でテロリストによる銃撃があり、14人もの方が撃たれて亡くなりました。テロリストはパキスタン系のアメリカ人夫婦でした。

この事件なんですが、今でも話題に上がっています。その理由が、容疑者の使っていたiPhoneにアクセスすることでFBIとAppleの考えの違いから論議を醸し出しています。

事件後容疑者のIPhoneから通信内容などのデータをみるため、FBIがAppleにこのiPhoneのロックを解除しアクセスできるように指示したのですが、Appleが拒否しました。

裁判沙汰になり、Appleはプライバシーの保護という観点から拒否しています。
FBIは新しいソフトウェアを作成してアクセスできるように指示しましたが、Appleはこのロック解除のセキュリティーが全てのiPhoneに悪用された場合を懸念しているようです。

FBIも容疑者の電話のデータが収集できれば他のテロ事件も事前に防げるヒントになると言っているそうです。

実は今日、ニューヨークの裁判で、これと似たケースでAppleは麻薬の売人のiPhoneにアクセスすることをしなくてもいいということに裁定しました。これでサンバーナディーノのケースでもAppleが有利になりそうです。

拒否したとしてもAppleはこれまでFBIに他の方法で協力していたようですよ。

リサーチによるとアメリカ市民はAppleに賛同する人、FBIに賛同する人と半々に分かれているそうです。この論議はこれからどういう方向にむかっていくでしょうか!?

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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